【感想・ネタバレ】最強部活の作り方 名門26校探訪のレビュー

あらすじ

強豪校全国探訪。名門部活に名監督あり。野球、サッカー、柔道、陸上、チアリーダーなどなど全国優勝の経験を持つ高校の部活動を全国津々浦々に訪ね、「なぜ強いのか」「なぜ強くなれたのか」をテーマに関係者に取材。26校27部もの部活動の実態を明らかしました。各々の部を率いる指導者たちはどのようにして日本一の称号を得ていったのか。「強い部活のつくり方」から見えてきた、勝てる組織の法則とは。スポーツ全般はもちろんビジネスシーンでも役に立つ一冊です。『Number』での連載に大幅加筆。

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Posted by ブクログ

様々な種目での高校部活で突出した強豪校を訪ね、その指導者や現役高校生に如何に強豪となり得たのか、普段の練習の様子などを取材したノンフィクション。取り上げる部活には野球、サッカーなどのメジャー種目だけでなく、フェンシング、卓球など最近のオリンピックでの活躍で注目を集める種目から、競技かるた、弓道、アイスホッケーなど競技まで幅広く、26の部活を取り上げています。
強化法、指導法はその競技の特性に合わせて様々ですが、共通するのは、指導者が支配的・強権的に指導する昔の体育会のような方法ではある程度までは強化できても、日本一にはなれないということ。大半の指導者の方がそこで壁にぶつかり、そして行き着くのは選手の自主性や選手自身が考えるようにする指導です。登場する指導者の中には練習中はほとんど発言しないという人も。
選手の自覚・意識が高い集団では指導者に依存するのではなく、普段の練習メニューの計画も含めて自立した競技者を目指す方が選手の伸びしろは大きくなるようです。
選手の指導法に関する内容は大変参考になります。しかし、それだけではなく、見たこともないような競技の部活の話など、大変興味深い1冊でした。

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2018年05月20日

Posted by ブクログ

共通のスキル、テーマ、哲学、理論、戦略を筆者が深掘りしてまとめる作業があれば5つ星。強いて言うならば、正しい指導と自主的に考え、行動できるチームが強いということか?
もっとクロス競技の対談があればいいと思う。同じ競技内でタコツボ化する傾向がある部活動をよりオープンなものにする意味で。よりクロスファンクションになればいい。メジャーのみならず、色々な部活を取材したことは素晴らしい。

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2018年04月21日

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