【感想・ネタバレ】神道・儒教・仏教 ──江戸思想史のなかの三教のレビュー

あらすじ

現代日本人の意識の深層は江戸時代と地続きであることが明らかにされつつある。したがって江戸の思想を支配していた三教――神道・儒教・仏教――にこそ、我々の内面の問題を解く鍵がある。幕藩体制に組み込まれた仏教。近世の思想界において主導的立場に立った儒教。国学の勃興と明治維新のイデオロギーとして機能した復古神道。これらはいかに交錯し、豊かな思想の世界をかたちづくっていたか。我々の基盤になっている思想の原風景を探訪し、その再構成を試みる野心作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

江戸関連のノンフィクションや時代小説を読んできて、そこに通底する思想に興味がわいた。幕府の上意を下達するための思想的な柱として儒教があったと思っていたが、そんな簡単なものではなかったようだ。仏教は各宗派に分かれたとはいえ、寺請制度の担い手として存在し、それは檀家である市井の人々が葬式仏教という形でも存在できた。落語「三年酒」で神道式の葬式の話が出てくるが、庶民にはあまり馴染みがなかっただろう。しかし、神道~水戸学が明治維新の原動力になるのは、幕府の統治の限界があったとはいえ、なかなか興味深いことだ。

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2026年06月03日

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