【感想・ネタバレ】2センチの隙間のレビュー

あらすじ

閉じこもっていた薄暗い勉強部屋の、僅かに開けられていた隙間から見えた過ぎ去りし夏の日……。人間の心のなかに潜む、美しい思い出と暗い闇がハーモニーを奏でる表題作「2センチの隙間」。雨不足を解消する謎の男の活躍「雨男の唄」。少年と犬のファンタジックな大冒険「カラスの大王物語」。誰もが懐かしいと感じる不思議な世界。親子でも楽しめる心あたたまる3篇の物語。ミクシィグループ創業者・笠原健治氏が巻末に「発刊によせて」を寄稿。

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Posted by ブクログ

どことなく星新一を思わせるような、SF(すこしふしぎ)な世界観の短編集。
『雨男の唄』『カラスの大王物語』『2センチの隙間』いずれも暖かい文章で、夢と現実の境のような物語が紡がれています。
これは子供の頃に出会いたかったなあと、そう思わせてくれる良い一冊でした。

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2024年08月16日

Posted by ブクログ

三編の短編が掲載されている。表題作の「2センチの隙間」は、浪人3年目、勉強部屋の雨戸を閉じ切り、2センチの隙間から水遣りをする隣家の女神のような少女に目を奪われる。同じ大学の情報処理学科を受験するという彼女との出会いがきっかけとなり、人生の転機を迎えた主人公。ふたりは大学に合格したが、ある日突然、彼女は姿を消した。

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2018年04月11日

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