【感想・ネタバレ】賢者の勉強技術 短時間で成果を上げる「楽しく学ぶ子」の育て方のレビュー

あらすじ

「努力」と「苦労」は別物。勉強とは暗記ではなく、他者理解である。塾に行かずに半年の準備で東大(理I)に現役合格した著者は、教師が多い一族に育った。教師を身近に見てきたからわかった彼らの本音から、独自の勉強技術を編み出してきた。


賢者=「最短時間で楽しく最大の成果」を得る者
愚者=「努力は苦労」と履き違えている者

勉強はシンプルだった。
先生の本音を知れば、効率的で楽しい勉強技術は身につけられる。
教師家庭に育ったからわかった“勉強の本質”とは。

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Posted by ブクログ

「賢者の勉強技術」というフレーズに惹かれて手に取ったら、勉強することの意味を教えてくれる良書だった。

私も親からよく「勉強したことは将来絶対に役に立つ」「30分しか勉強しないの?もっと勉強しなさい」と言われていたが、この本はこれらをあっさり否定する。勉強したことは役に立つ可能性があるだけで、将来を保証してくれるものでは決してない。あくまで自分の可能性を広げ様々な場所に行けるようにしてくれるパスポートのようなものであるという主張はまさしくその通りだと思う!!また、勉強時間が重要なのではなく、効率的に学びアウトプットをきちんと出すことにフォーカスすべき。

その他にも心に残るフレーズがたくさんあった。

①努力と苦労は別物です。
目標に向けて力を使っていれば楽しくて短時間であっても努力です。反対に、つらく苦しくても目標に向かっていないならで努力ではない。
②ジャネーの法則=人生における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する。→子供に長期的な目標を与えてもピンとこない。短期的な目標を与えることが大切
③×は罪ではありません!!そこを直せば、テストの点につながる得点源なのです。
④最大の復習は、その日学んだことを要約する
⑤何時間勉強したのかが重要なのではなく、何を学んだのかが重要

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2018年03月30日

Posted by ブクログ

こちらは主に小学校高学年の保護者の方がターゲットなのかなと思いましたが、私のような低学年の保護者から読んでもらいたい一冊です。
少し長くて読むのが大変だったので星4つですが、無駄なことは書いていません。

以下、低学年の子を持つ一人として興味があるところを抜粋してみました。以下はほんの一部ですので是非実際読んでみてください!

・勉強は暗記ゲームではない。
・叱ることにはデメリットしかない。子供は勉強が嫌いになる。絶対。
・すぐに褒める。こまめに褒める。いちいち褒める。失敗した時こそ褒める。
・ご褒美作戦はよくない。
・○○を1時間勉強するという目標を立てるのではなく、○○を何ページやろうという具体的な目標であるをたてる。

・中高一貫校の方が大学進学に有利は本当?
・中学受験は日本最難関のテスト?(どうせ受験するなら早い時期がいいという考え方は合ってるのか?)
・中学受験をするとき偏差値や進学実績より大事にしてほしいことは?
・学校で育てるべき学力は知識や技能ではなく学ぶ意欲や自分で課題を見つけ、自ら学び、主体的に判断し、行動し、よりよく問題解決する資質や能力

・勉強とは他者理解に努めること。

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2021年05月27日

Posted by ブクログ

著者の言いたいことはわかるものの、この本のタイトルから読者が求めているものはそれではない、と言う点に本質がありそう

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2024年12月29日

Posted by ブクログ

感想
辛い勉強を我慢する。そんな考え方では子供の自由を奪う。生存に必要のない学習はもはや贅沢。それならば楽しめるように誘導する。

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2023年05月02日

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