【感想・ネタバレ】アクロトリップ 5のレビュー

佐和田米

「悪」は永遠に――。偏愛から始まる日常コメディ、ここに完結！ 魔法少女（ベリーブロッサム）を愛しすぎていただけなのに、なぜか悪の組織（フォッサマグナ）の参謀になっちゃった地図子。相変わらず締まりのない戦いを続ける彼ら…と思いきや魔法少女を名乗る謎の人物が登場…!? クロマの上司・大溝がすったもんだで本格的始動!! この最終巻に、愛と悪どっちもたっぷり入っている☆ 読まないとアナタの街にもクマ怪人が来ます。（たぶん）

[ブクログ · ★★★★★]

本当に良いお話でした！！
愛情深い人は、物語の中で時にとんでもない事をしでかします。
大溝社長は愛する娘の為に、社員を翻弄して自分の研究に没頭してしまいましたし、クロマは地図子ちゃんの望みを叶える為に自ら悪役を買って出てラスト大暴れかましました。
悪役にだって、悪事をなそうとする前に切実な想いがあります(別にそんな事なくてただ暴れたいだけというキャラもいる)し、ただ悪を倒して世界が平和になりました〜めでたし。じゃなくて、ちゃんと一番大事な人に想いを掬って認めて貰える結末に落ち着いたのが本当に良かったと思います。

クロマと地図子ちゃんの、お互いを思い合って尊重し合う関係をずっと見守らせて貰えて本当に幸せでした。
この作品に出会えて良かったです。地図子ちゃんずっと大好き！！！

アニメ化本当におめでとうございます！！
めちゃくちゃ楽しみにしてます！！！

[ブクログ · ★★★★☆]

雑誌「りぼん」で連載されていた佐和田米による「アクロトリップ」の第3巻。2024年にTVアニメが放送されました。魔法少女ベリーブロッサムに夢中になった伊達地図子が悪の組織フォッサマグナ総帥クロマの参謀として、憧れの魔法少女と戦う道を選ぶお話。いつも通り明るく楽しいギャグが冴えますが、魔法少女ポムグレネードの登場によりグッと物語が引き締まりました。クロマの覚醒や総統との決着など見どころも多いです。タイトル回収したし最高の結末でした。ここまできちんとアニメ化してくれれば素晴らしい作品になっていたと思います。