あらすじ
新しい文房具を見つけると、わくわくした子供の頃。文房具には不思議な魅力がある。最低限の機能のみを求めるならば、すべて100円ショップで買い揃えても何の問題もない。ただ、文房具の機能をフル活用し、正しく使う知識を持てば、今よりもずっと効率的かつ便利に勉強や仕事をすることができる。加えて、優れたデザインや色とりどりの文房具は私たちの生活を満たしてくれる。本書では、機能性も見た目も優れたオススメ文房具を紹介していく。
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Posted by ブクログ
文房具がはやる前から、文房具好きが生じて文房具を紹介することを生業としている筆者が文房具を紹介。
筆記用具、ノート、手帳、付箋、ファイリング、デスクアクセサリーという章立てで筆記用具を語る。
私が気になったのは以下。
・万年筆
海外モノと日本の製品の傾向。
ラミーサファリ、ペリカンジュニアなど海外モノのMなどで万年筆の書き味を楽しんでから、日本の細字系をしっかりかけるものに移行する。
ペリカン スーベレーンM400 600
・ノート
ツバメノート シンキングパワーノート
リヒトラブ ツイストノート
ロイヒトトゥルム1917
ごらんFW
ニーシモネN180A
セッションクロッキーs237
・ボールペン
ロットリング フオーインワン
パーカー ジョッター
ラミー アルスター
Posted by ブクログ
タイトルが挑戦的ですが、ご本人も冒頭で、
「社会人のみなさんであれば〝文房具をこういった視点で捉えて、こんなふうに使って、ご自身の成長に繋げてください〟と書けば、理解をしてもらえるのではないかと、少々都合よく考えている次第です。」
と書いています。つまり、文房具を上手に使えば仕事がうまくいくなど自分の成長に繋げられる、そのことを頭がよくなると捉えているわけです。
それが分かると、この本で丁寧にそれぞれの文房具のよさや魅力、使い方が説明されている訳が分かります。実は、私は著者の本を読むのがこれで3冊目になりますが、どの本も、基本的に同じスタンスで書かれているように感じます。
残念なのは、意図的にそうしているようですが、紹介されている文房具の写真や図が少ないことです。隣にスマホを置いて、検索しながら読めばいいと言えばそうですが、やはり同じページの中で確認できる方が手軽ですよね。もっとも、定番のものが多く扱われていますので、文房具好きであれば、ほとんど知っているという人がほとんどかも知れません。
あぁ、また新しいものが欲しくなってしまいました。本当に頭がよくなるのであれば多少の出費もやむを得ません。ね、やむを得ませんよね(^^)。
Posted by ブクログ
<目次>
はじめに
第1章 文房具ワールドへようこそ
第2章 マイベスト「筆記用具」に出会う
第3章 「ノート」を使いこなす
第4章 頭と心を整理する「手帳」
第5章 世界を変える「フセン」
第6章 生活をととのえる「ファイリング」術
第7章 整理・整頓・「デスクアクセサリー」
第8章 素敵な文房具生活
おわりに
<内容>
久しぶりに文房具のいい本を読んだ。単なる新しい文房具の紹介でなく、使いこなし方が紹介している。もちろん著者和田さんの使い方なのだが、それがなかなかこなれている。それは著者が長いこと、文房具を生活の中で考えてきたからだろう。「フセン」はなぜ単色のキットがないのか、それ故まだ発展途上の文房具だという指摘はもっともだ。私は、メモ用に従来型の正方形の75㎜型を、本の重要ポイントにフィルム素材を主に使っている。このフィルム素材型は3色のものが主で、しかも最近色合いが変わった気がしている。一応色の使い分けをしてきたが、あんまりしっくり来ていなかった。著者の指摘に納得するのはそういうところだ。
著者の言う、使い方から文房具を選ぶ、かっこいいススタイリッシュのものばかり選ばない、という金言は心にしみた。