【感想・ネタバレ】図解入門業界研究 最新アニメ業界の動向とカラクリがよーくわかる本［第2版］のレビュー

谷口功 / 麻生はじめ

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近年のアニメ映画の空前のヒットはもとより、IT化の進展、中国アニメ制作会社の台頭、クラウドファンディングなど、業界は大きく変化しつつあります。一方、アニメーターの低収入、人材育成など、業界の持つ構造的な課題は据え置かれたままです。本書は、同業界に関心を寄せるすべての読者、関係者、就職希望者の関心に応えた総合的な業界案内です。実際の仕事内容から、市場規模や収益構造、資金調達や海外展開など最新トピック満載です！

[ブクログ · ★★★☆☆]

大学三年の下の子が、就職先としてアニメ業界に興味を持っていると聞き、急ぎ読む。意外にもIT業界と近いところが見えてきた。制作する際のピラミッド構造（大手が受注し、小規模のスタジオが下請けで入る）や小規模スタジオが多数あるところなど、そのまんま。ただしアニメは製作本数が限られるため、マーケットがさほど細分化されていないことが、ニッチャーとしての存在が困難なのはITよりも難しそう。