【感想・ネタバレ】君のいない町が白く染まるのレビュー

あらすじ

第18回小学館文庫小説賞受賞、泣ける恋!

3月23日、僕は高円寺に引っ越した。駅を出ると、炭に焼かれる焼き鳥の匂いが鼻腔をくすぐり、路上ライブの弾き語りが響いてくる。僕の社会人生活がいよいよここから始まるんだと思いながら眠った深夜、幽霊のアカネが現れた。この世を彷徨い続ける彼女はここに置いてくれと懇願してきた。正直に言おう、僕は極度の怖がりである。生きてる人間は怖いが、死んでる人間なんて気絶する。とにかく呪いが怖い僕に選択肢などない。アカネを追い払えず幽霊と同居することになったのだ。その結果、僕はアカネにどうしようもなく恋してしまった。
これは、12月24日深夜に彼女をあの世に見送るまでの、僕の恋の日記であり、彼女を取り巻く人達の話だ。
――アカネ、僕は君をどうすれば引き留められたのかな。
第18回小学館文庫小説賞受賞作!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

命について改めて思い直させてくれる、切ない小説だった。
主人公は、幽霊のお陰で、楽しく過ごせていて、しかし 、その幽霊は消えてしまい、悲しい気持ちに浸りますが、その後に出会った女性と出会い、また楽しく時を過ごした事も偶然ではないのだと思います。

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2019年10月05日

Posted by ブクログ

幽霊との恋なんてどんなものだろうとなんとなく買ってみた本でしたが、とても面白かったです。
すごく泣きました。
物語が交互にでてくるのに意味があったのかという意見もあるようですが、純粋に読みやすく、途中で2つの話が繋がっているかもしれないなど、読み手にドキドキやワクワクを感じさせていると思いました。

なによりも内容がとても面白く、随所に散りばめられていた音楽、当時の私は一曲も知らなかったですが、今ではすべての曲を歌えるくらいまでハマってしまいました。

小説は好きで、今まで何冊も読んできましたが、その時の私の恋愛感が関係したのか、今まで読んだ小説の中でトップです!!

読み終わったあとはとてもすっきりしたし、心がきれいになった気がしました。

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2018年09月10日

Posted by ブクログ

一人暮らしを始めた部屋には女の子の幽霊が住んでいた。
幽霊アカネと、自分、そして過去とのほんのり切ない物語。
日記形式なので読みやすかった。
最後はなるようにしかならない終わり方。
これも一種のハッピーエンドかな。

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2025年01月12日

Posted by ブクログ

クリスマスの日に初めて会う同士の男女、お互いが前日クリスマスイブまで過ごした特別な時間をただ聞いて欲しくて語り始める。男が語るその内容は不思議な体験からどんどん明かされていく幽霊の存在、聞き手の女性は自身のそれまで過ごした特別な時間に幽霊の存在を重ねると共通な繋がりと納得、登場人物全てが相手に対する恋心の届かない、届ききらない歯痒さを我ら読み手が感じる甘酸っぱい物語
 

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2024年12月12日

Posted by ブクログ

読みやすいし、わかりやすいし、終わり方も綺麗にさっぱりしていて、個人的には好きな作品です。

ただ、設定がめちゃくちゃすぎる(ビール飲む幽霊ってなんだよ。)
二つの物語を同時に進める必要もない気がした。

全体的にはそれほど評価の高くない作品だけど、話の内容が王道ストーリーでわかりやすいので結構好きです。

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2018年05月04日

Posted by ブクログ

実際は、星2つ半ぐらいかな。
宣伝の泣ける、に期待が大き過ぎたのか泣くようなシーンはない気がする。
2つの話が同時進行するのだけど、その効果は何を狙ったのか不明。

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2018年04月11日

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