【感想・ネタバレ】トンパ文字 生きているもう一つの象形文字のレビュー

あらすじ

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中国雲南省奥地の少数民族ナシ族の祭司数十人により、読み継がれ、書かれ継がれる限りなく絵に近い文字の不思議の本。彩色すれば意味が発展する文字の魅力をカラーで解説。巻末に1200字の総覧。トンパを求める著者の紀行文と写真の数々も魅力。

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Posted by ブクログ

すごい!絵文字文化よ永遠なれ!
行ってみたいなトンパの地。でも中国政府やネットの波などで
文化保存は厳しいだろうな…。

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2010年05月10日

Posted by ブクログ

今だに雲南省の奥地で使われている象形文字であるトンパ文字に関する本。
象形文字というと、漢字の原型やエジプトのヒエログリフをイメージするけど、このトンパ文字はそれらの比ではありません!
まるでイラスト。もう文字といったものとは別次元です。本文によると、例えば、虎、という文字は、そのまま虎の絵になっているのですが、書き手の個性によって多少のバリエーションがあったり、更にはちょっとした表情をつけることで、怒っている虎とか、悲しんでいる虎、などアドオンで意味を付け加えることもできるとのことです。
文字と呼んでいいのか、別のコミュニケーション法なのか。興味のあるかたは、ググってみればホンモノをみることができると思います。
後半のトンパ文字総覧も圧巻です。見てるとホントに飽きません。

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2013年05月09日

Posted by ブクログ

トンパ文字とは、雲南省でいまでも使われている象形文字。
文字というよりも絵のような印象で、書く人の個性や想いが表れやすいのか、発想も自由で興味深い。
経典や神話、文化の記録に使われており、いまでは書くことができる人も少ない文字。

この本は、英語と日本語で記述されており、トンパ文字の歴史、背景、文字の紹介もあり、内容充実。

トンパ文字で篆刻をすると、なかなか楽しいです。

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2011年10月24日

Posted by ブクログ

雲南省の奥地で今も使われている象形文字「トンパ文字」。トンパ文字研究第一人者の著者がそれを分かりやすく紹介・解説しています。なぜか英文併記。文字の意味をたどっているだけでも普通に面白いです。巻末に掲載されたトンパ文字総覧(1200文字)が圧巻。

第1章 トンパ文字を読む
第2章 トンパ文字のふるさとをたずねて
第3章 トンパ文字総覧

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

後半のトンパ文字一覧を眺めているだけで面白い。「な、なんでこんな文字が存在するの?」ってのがけっこうあって。なんちゅう自由な字や。

にしてももうトンパ文字書ける人がほとんどいないんだってね。残念だなー。今から何とかならんもんか。寄付ぐらいだったらやるぞ。

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2015年10月26日

Posted by ブクログ

ナシ族の文化を見るに、日本のルーツの大きな一つであることは間違いなさそう。
トンパ文字は記号化された今の日本漫画の原型と言っても良いかも。
書く人が少なくなり、やがて読めなくなる、絶滅をほぼ約束された言語。
ラスコーなどの壁画から文字に移行するならこんな感じと思う。

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2013年07月28日

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