あらすじ
とある事件で友達ゼロの俺が入部させられたのは、変人の巣窟「きょうがく部」。こんな部にいたら、さらに友達作りとは無縁になる、と焦る俺だったが―― 「好きです、俺と付き合ってください」「い、いい、いきなりなに言ってんの、会ってすぐ発情とかあんた下半身に脳みそついてるわけ――!?」 目つきも言葉も凶悪な、毒舌美少女、“ミニチュア毒花”こと毒嶋緒花と出会った瞬間、俺は雷に撃たれていた。愛のささやきVS罵詈雑言。照れさせるか、心をへし折るか――。これは、一目惚れした毒舌少女を、全身全霊をかけて、照れさせ、恋に落とす戦いの記録である。
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Posted by ブクログ
1冊。
大晦日、ビールしこたま飲んでる最中にラストの激白シーンにぶつかったので、泣飲みながら読んだ。
でも、酔いがさめて
主人公には正直言っていくら好きだからと言っても他人の嫌がる事をする嫌なやつとの感情が最初湧いた。
また、緒花も"理由"があったとしても、それにその"理由"とやらも酔いがさめて見れば極めて自己中なもので、それで他人に罵詈雑言とは
作品中、度々出る"災害"に「相模原障害者施設殺傷事件」を想起した。あの事件への心無い言葉への対決が作品にあったなら、薫にデレる前の緒花の周囲への態度が与えた影響も語るべきでは…それで精神を病んだりした者が出た可能性はなかったのだろうか?2巻目があったら深まったのかな?
だから、何にも考えていないようで主人公兄妹に申し訳なく思っている猪をも素手で殺す姫子が可愛い。最後に明かされた残酷な事実はその後のストーリーを予感させた。1冊で終わったけど…
Posted by ブクログ
相変わらず、やってるなあ(笑)
いつもこれでもかと女の子の恥ずかしいシチュエーションを描いてくれる作者の最新作。
今回も、好きな子を照れさすことに全力を挙げる話だと⁉︎
うん、良いぞ、もっとやれ。
ただ、デレるのがちょっと早くないですか?
とは思うけど(笑)
いやまあ、そこも含めてお約束かな。
今回は、事件とか災害とか伏線が貼られていて、それがどんな事なのかなと思いながら読んでたのだけど、凄く真っ当だった。
ラストの全校生徒の前での告白場面はやっぱりグッとくるね。
それはそうと、最近の作品ではこの恋の対決みたいなのが多くて、それはそれで良いんだけど、個人的にはちょっとマンネリ気味かな。
もう一度、護君的な真っ直ぐな想いの物語も書いて欲しいと思う。