あらすじ
敵国の軍人グレンに純潔を散らされて軟禁生活が始まったアナスタシア。「あなたは俺に従うしかないんだ」冷たい物言いなのに、触れてくる指先はなぜか優しい。グレンは侵略者だとわかっているけれど、愛撫で身体を溶かされ、熱杭を打ち込まれると、痺れるような快感に酔いしれてしまう。彼に心まで捧げれば祖国を裏切ることに。罪悪感と恋の狭間で心が揺れる究極のラブロマンス！
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後半の方でヒロインのアナスタシアが突然アンジェリカ(誰！?)になってる名前の誤植？があったのが唯一引っ掛かって一気に現実に戻された感はありますが(そこを除けば)本当に全体的にとても良いストーリーでした！
初見のイラストレーターさんでしたが挿し絵も美麗でじっくり見てしまいました(笑)
ストーリーの流れも自然だったし、隠された伏線が読者に先行きが読める形で途中で分かってしまったけれど、それなりに楽しく読みました。
エッチのシーンが他のTL作品と同じに思える作品が多い中で、この作品は、そういう風に感じませんでした。
ヒロインが攻め込まれた国の王女様で、というあたりが、やっぱりヒロインには辛い展開になるよなあと思ってたのですが。ヒーローはもう少し、何か、言葉をかけるなりできなかったのかと思う。
国を滅ぼされ、かつての婚約者を失い…と結構よくあるお話なんですが、大国の王が小物だったり、軍隊もなんだか弱いし規模が大きいのだか小さいのだかよく分かりませんでした。事情も多分こうなんだろうな、と読者はわかるんですが、ヒロインはわからないままで話は進んでいく…。ヒーローも説明なしにガンガン攻めてくるんで、ちょっとヒロインが不憫でした。
