感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ミステリーという感じではなくて、どういう分野になるんだろう。両親と手を繋いで幸福そうに笑ってた子供への行為が、胸が痛くなる。いたぶる気持ちでやっているわけでは無いのがわかる。気持ちの描写がうまくて、引き込まれていった。難解にも感じた。ドラマ化されたのかな?ドラマや映画で観たい作品。『植物癒しと蟹の物語』とは全然違うタイプのお話だけど、根底に流れているものがなんかある。深い深いかなしみやいたみや、なんなんだろう、上手く言えないけど、そういう感じのもの
Posted by ブクログ
この分かりにくいスタイルに慣れるまでは、薄い本であるのに全然読み進められませんでしたね。
9(Q)が養子になる辺りからようやく物語が馴染んで読み進められるように。この物語は寓話として読むのがいいように自分は感じました。
殺人事件の現場から始まるのでミステリーを読むつもりで読み始めてしまいましたが、そのスタンスで読み進めるとおそらく堪らなく窮屈になって嫌気が差してしまうかと。
本作は佳い悪いなどの単純な評価だけでなく様々な評価がされ、人によって全く感想も異なるでしょうね。
書かれていることの髄は純文学だと思います。
これをドラマ化するんですか…とても難しそうです。
描き方によってはとても陳腐な仕上がりになって原作者の意図からずれたドラマになってしまいそう。
期待はずれを覚悟で観てみたいですね。
そして本作でデビューした著者は今後どんなスタイルの物語を繰り出すのか気になります。
…中々手が延びなそうな予感がしますが。