あらすじ
北京・ロンドン・リオデジャネイロ、五輪での華々しい活躍で世界体操界のレジェンドとなった内村航平選手。その母・周子さんが、わが子、家族、生き方について初めて綴った1冊。学生時代、体操選手として活躍した著者は現在、指導者として次世代を担う子どもたちの育成に力を注いでいる。いかに息子を世界一の選手に育てあげたか、子どもの才能をのばす環境づくりとは……幼き日のエピソードやオリンピックでの秘話、多数のプライベートショットを加え、“自分流"の教育哲学を記した好著。
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Posted by ブクログ
さらっと少し飛ばした部分もありますが大体読み終わりました。
感じたこと。
この本は好き嫌いはあると思う。
でも、子育てする中の方、スポーツに打ち込むお子さんを持つ親御さんは読んでみても良いと思う。
誤解を恐れずに、そして言葉を選ばずに書くと、
親バカとか溺愛と言っても良いくらい
お子さんを愛してるんだなというのが伝わってくる。
でも悪い意味ではなくて、これくらい子供を愛して良いんだ、これくらい子供のことを思ってそれを全面的に言葉にしても良いんだなと感じた。
昨今の子育て本をいくつも読む中で。
どのお母さんも傷つけない書き方してあったり。
またはものすごく強烈に一つのやり方を薦めていたり。
一部の子育てを否定してたりというものも見受けられて。
そんな中
他のやり方をけなす、誉める、どちらでもなく
ただただ、わたしはこうしてきた、わたしはこれが良いと信じてやってきた!と彼女の信じることがつらつらと書かれていて、そのスタイルは良いなと感じた。
今の時代は、子育てについて、
褒めすぎない
結果ではなく過程を誉める
親がのめり込みすぎない
子供も1人の人間だから干渉しすぎない
などいろんなことが書かれてる中で
私は子供のためなら
たとえ火の中、水の中どこへでも飛び込める
ということを
胸を張って言えるくらい
子供をずっと大切に愛してきたんだなというのが感じられた。
その中でも
口を出しすぎないとか
ご夫婦で決めた子供への関わり方はあって
子育てに依存しすぎてる感じもなくて
これまでたくさん読んできた子育て本とはまた違う新しい形を見た気分。
そして、そんなふうに愛情を注いだからこそ、
大人になっても
本当にしんどい時に母親に本音で話してくれる息子さんとの関係性が築けたのかもなぁとも思った。
スポーツに打ち込む子供を育てるには?
という思いでこの本に出会ったけれども
結論とてもよかった。
作者の方の全ての考えや書き方に賛同するということではなく
わたしとは違うなあと感じるところもあるけれど
子育てに関して子の本と出逢えたのはとてもよかったと思う。