あらすじ
憎い……憎い……。この恨み、晴らさずにはおくものか……。
理不尽、執着、怨念――。稀代の幽霊画が招き寄せる死の連鎖!!
「幽霊画の作者を探して欲しい」画商の依頼を受け、島根県の山奥に佇む龍源神社に赴いた探偵の槙野康平は、その幽霊画のあまりの悍ましさに絶句する。
そして一年が過ぎ、警視庁捜査一課の東條有紀は、捜査員の誰もが目を背ける残虐な連続猟奇殺人事件を追っていた。
不祥事から警察を追われて探偵となった男と、自身の出生を呪う鉄仮面と渾名される女刑事が難事件を追う!
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Posted by ブクログ
幽霊画の画家を探してくれないか?と探偵社に依頼がある所から話が始まる。
タイトルが可視えるだったのでホラーかと思ったけどちゃんとミステリーだった。どことどこが繋がってくるのかな…と考えているうちに話に引き込まれていった。犯人がサイコパスすぎるのとグロテスクな表現が多くてそこら辺はサラッと読んでしまった。
妻を殺して後悔の念を持つ秋田の枕元には霊が現れて、遊びみたいな理由で殺しまくってる犯人は何ともないって言うことはやっぱり罪の意識が見せてるものなのかな。
殺人犯は霊障に苦しめられても足りないなと思いつつ、私としては殺された方たちには犯人のことなんか忘れて安らかになって欲しい気持ちもある。