あらすじ
本書では、過去の事例ではなく、
世の中にまだ無い、
14の新しい商品・ビジネスモデルを紹介しました。
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Posted by ブクログ
イノベーティブなアイディアを生み出すための方法論(発想法)をまとめた本。濱口秀司さんの「break the bias」の手法をベースに、著者が実践から編み出した「ひらめきの作法」を織り交ぜた内容とのこと。個人の発想力を高める方法と、組織的に発想を生み出し活用する方法について述べている。
発想法の具体的なステップは以下の通り。
①バイアスを特定する、バイアスを崩す
- バイアス=相関関係
- バイアスを外したところに新しいアイディアが生まれやすい
②新結合を考える
- イノベーション=新結合
- 全く新しいものである必要はない
- 既存のものごとの新しい組み合わせでいい
③ストーリー化して、新結合の合理性を検証する
- 合理性として、実質的な価値と情緒的な親和性を検証
その他にポイントと感じた点は以下の通り。
■個人としての発想法
・左脳(ロジック)と右脳(直感、感覚)の両方を使う
・全く自由に考えるより、制約を持たせた方が考えやすい
・トレーニングは、左脳を最初に鍛えてから、右脳を鍛えるのが効果的
■組織としての発想法
・ブレストではアイディアを発展させる際に忖度で妥協が起きがち。事前に意思決定の責任者を決めるとよい
・Γ(ガンマ)モデル。時間とコストを考慮して、研究フェーズはじっくり、開発フェーズは速くトライ&エラー
・意思決定は不確実性を前提にする。撤退条件や予算上限を決めておき、数字ではなくロジックを重視すること
Posted by ブクログ
研修も受けたが、この本に乗っているフレームワークは素晴らしい。体系化しづらいひらめきを見事に手法化されている。
<メモ>
・コンセプトは30分以内、長くても1時間以内で作る
・バイアスを特定する、バイアスを崩す
→新結合を考える
→ストーリー化して、新結合の合理性を検証する
・右脳と左脳を使い倒す。右脳を使いたいときには時間を短く区切ったり、絵で書いて表現する。左脳を使いたければ理由を説明したり、文章で整理したりする
・シーン(情景)の記憶を彷徨って探す、シーンをイメージして組み合わせる。
・イノベーションっぽく見えるものの特徴
1実現可能である
2新しい みたことも聞いたこともない
3好き嫌いが分かれる
・新しいに対する意思決定のカギ
1不確実性を受入れる
2戦略フローの撤退ポイント、撤退条件を明確に
3予算をバルクで決めておくこと
4数字を使わず、とにかくロジック構成を明確にすること
数字を使うと数字の話に終始する。