【感想・ネタバレ】富山から拡がる交通革命 ライトレールから北陸新幹線開業にむけてのレビュー

あらすじ

乗り物の側から見た移動でなく、人の側から、人と環境に配慮した移動。今、富山ではこうした考え方にもとづく、公共交通を軸にしたまちづくりが着々と進められている。日本列島の一地方に過ぎないこの地で、世界的な潮流となっている先進的公共交通政策がなぜ、どのように可能になっているのか。本書は、地元富山の行政機関や多数の交通関係者に取材し、その秘密を解き明かす。富山の試みは、果たして例外なのだろうか。

森口将之(もりぐちまさゆき)
モビリティジャーナリスト、モータージャーナリスト。株式会社モビリシティ代表取締役。1962年東京都生まれ。早稲田大学卒業後、出版社編集部を経て、1993年に独立。国内外の交通事情を精力的に取材・視察し、地球環境や高齢化社会等、問題が山積した現代社会における理想のモビリティの探求・提案を続けている。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本デザイン機構理事。日本自動車ジャーナリスト協会会員、日仏メディア交流協会会員。著作に「最速伝説―20世紀の挑戦者たち」(交通新聞社)、「パリ流環境社会への挑戦」(鹿島出版会)、「マイナスのデザイン」(共著・ライフデザインブックス)ほか。

※電子書籍の仕様による紙版と異なる図版・表・写真の移動、本文中の参照指示の変更、ほか一部修正・訂正を行っている箇所があります。予めご了承ください。

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Posted by ブクログ

富山が目指しているまちづくりは、日本のすべての都市のモデルとなる。今なお進化しつづける。富山に行ったことない人は、いますぐ北陸新幹線、サンダーバードに乗って富山を目指すべきだろう。

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2022年08月25日

Posted by ブクログ

同じようなことが他の街でもできるといいですね。
特に札幌の市電延伸(環状化)が決定しただけに、
その後の駅前への延伸など気になります。

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2012年02月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本書はLRTの導入やサイクルシェアなどこれまでに富山で実施されてきた公共交通の利用促進を目的とした交通政策が時系列に沿って紹介されています。

第一章ではまず、富山県の紹介とその豊かさについて
第二章では富山の鉄道開拓に貢献した佐伯氏について
第三章では富山県が現在抱える課題について
第四章では交通改革の起源となった高岡の万葉線について
第五章では交通改革の第一弾、富山ライトレールについて
第六章では高山本線の利用活性化プロジェクトについて
第七章では路面電車の環状線復活プロジェクトについて
第八章では市街地でのシェアサイクルの実施について
第九章ではアルペンルートの活用について
第十章では北陸新幹線開業後の取り組みについて
が紹介されています。
しかし、文中の表現が作者の感情が盛り込まれて紹介されている部分が多々あり、客観的に紹介、政策の評価されていないのではという疑問を感じた。

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2013年07月17日

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