【感想・ネタバレ】絵ときデザイン史のレビュー

1,320円 (税込)
660円 (税込) 12月18日まで

3pt

3.7
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あらすじ

【デザイン史の重要な項目をイラストでわかりやすく解説!】

デザイナーとして知っておいて損はないデザイン史の重要項目を、特徴あるイラストでわかりやすく解説しました。グラフィックからプロダクト、工業デザイン、美術、運動、音楽、サブカルチャーまで、知っておきたい重要項目をカバー。話題の1964年東京オリンピックのデザインも紹介しています。
デザイン史の書物といえば重厚長大で難読、といった従来のイメージを打ち破る、これまでにない新しい感覚のデザイン史書籍です。歴史が苦手な人も、食わず嫌いの人も気軽に読める、画期的なデザイン史の本となっています。

〈本書の内容〉
デザイン史上、知っておきたい事柄を年代別にイラストで紹介
■1800年代以前 ゴシック/ルネサンス/グーテンベルク/バロック/ロココ
■1800~1950年代 アーツ・アンド・クラフツ運動/アール・ヌーヴォー/キュビズム/ロシア・アヴァンギャルド/バウハウス/モダニズム etc.
■1950~2000年代 オーガニックデザイン/1964年東京オリンピック/エコデザイン/ポストモダニズム/ノーデザイン/ユニバーサルデザイン etc.
■2000年代以降 UI/UXデザイン/ソーシャルデザイン/フラットデザイン/コミュニケーションデザイン/クリエイティブ・コモンズ etc.

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Posted by ブクログ

お堅くなりがちな「デザイン史」を、可愛らしいイラストと簡潔な文章で紹介したもの。本文2色刷り。年代順に、興った美術様式やデザイン運動などが見開きでまとめられていて、やわらかな雰囲気でとても読みやすい。

インターネットがなかったり、今より気軽に海外に行けなかった時代は「万博」が本当に重要なイベントで、一つのデザイン様式を世界に広める格好のチャンスだったということがわかった。
1800年代までは色々な様式があっても、受ける印象は皆クラシカルで壮麗な似通った感じだったのに、1900年代になってから「キュビズム」「未来派」「ロシア・アヴァンギャルド」「ダダイズム」など自由な発想で本当に様々な方向性のスタイルが生まれている。「騒音芸術」や既成の便器などを作品として発表するのは、今でさえ奇抜な感じがするのに、100年以上前の当時としたらどれだけ大衆は度肝を抜かれたことだろうと思った。
1964年の東京オリンピックがピクトグラムが導入された初の国際イベントだったというのは知らなかった。亀倉雄策がデザインしたシンボルマークとポスターはやはり今見てもめちゃくちゃかっこいい。2021年の成果物は果たしてこの時のように後世に残っていくだろうか...

大学でデザインを専攻していたけど、そういえば「デザイン史」という授業はなかったな。何かに絡めて軽く説明があったくらいで、正直な所ここに載っているものも全ては把握しきれていなかった。学び直しに良い。手元に置いておきたい本。

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2020年11月08日

Posted by ブクログ

12世紀のゴシックから現代に至るまで、特徴を捉えた分かりやすいイラストと、簡潔かつ凝縮された説明で、デザインの歴史を俯瞰できる。装飾的なもの、シンプルなもの、自然に根差したものなど、デザインのコンセプトが歴史の流れの影響を大きく受けていることが興味深い。

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2016年05月19日

Posted by ブクログ

 デザインで使われるキーワードを年代順に並べた解説。誰が関係していたか、どんな影響を与えたかについてもざっくりと書かれている。解説は、「○○派の××が□□派の△△と……」のような美術の教科書にありがちな書き方ではなく、「○○は××である」という辞書的な書き方なので、美術、デザインに詳しくなくても、そのキーワードが意味するところがどういうものかが分かるように書かれている。歴史を順に追っていくと段々とシンプルな方向へ向かっているのが面白い。さらに近代に至ってはデザインの表現が形ではなく考え方を表わすようになってきている。なぜ近代のデザインがわかりづらいのか分かったように思う。

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2015年10月25日

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