感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
じんわりと胸にあかりが灯るような、あたたかいお話でした。木原先生なのに!笑
ダメダメなモモが愛するひとロンちゃんと出会い、立ち直っていく姿がとても愛おしかったです。
後半ロンちゃん視点で進められていくなかで、ロンちゃんもモモと出会い、硬く閉じていたこころがゆっくりと解されやがてモモを大切に想うようになる過程に、思わず泣かされてしまいました。
そして極めつけはロンちゃんの先輩視点での最終話。これ、すごくいい!ふたりと関わりのある第三者から見えるモモとロンちゃんふたりが互いを想い合う姿が可愛くてなんだか切なくて、こちらも何故だか読んでいて泣けてしまうっていう。
良い、とは聞いていたものの。読んでみたら本当にすごくすごく良いお話でした。折々に読み返したくなるくらい。
Posted by ブクログ
この作品大好きで、付箋貼ったりよれたりと、人に貸すのが恥ずかしいくらいボロボロになってしまってます。
物語を総括して言うならば、まさにタイトルの通りです。
どんなに取り柄のない人間でも
どんなに病気や身体が不自由でも
どんなに外見不細工でも
どんなに年を取っていても
どんなに性格が悪くても
どんなに狡くて卑怯でも
どんなに強引で自己中心的でも
どんなにしょうもない人間でも
そして過去にどうしようもない罪を犯してても、それら全てを包み込んでくれる、愛してくれる人間が押しつけがましくなく、ごくごく自然な流れとタイミングで恋に落ちるという木原マジックの不思議。
主人公のモモは、前科三犯、シャブ中のゲイ。
過去に類を見ない、どうしようもない男っぷり大発揮でした。
しかも不細工。勤め先はデリヘルのマネージャー。
対するお相手は、融通も冗談もきかない真面目一辺倒な刑事です。
もう、ね……もう、もう……とにかくふたりの恋が一生懸命で、甘く切なくて。なによりも、モモが健気でいじらしい。
こんなしょぼいマダオなのに、多分実在したら私も可愛いと思ってしまう。
優しさがぎっしりと詰まったお話です。
木原さんにしては、びっくりするような糖度。
Posted by ブクログ
木原さんの一筋縄ではいかない感じとはこういうことか…と。今作読んで少しわかったような。展開が容赦ない。主人公にも決して甘くない。そこが木原さんBLの魅力でもあるのかなと思う。
元ヤク中前科三犯と警察官…これ以上ないほどのミスマッチカップル。モモもロンちゃんも素敵。純粋かわいい。
「僕が六十になって退職したら、結婚してください」ってすごいな。
Posted by ブクログ
最初のうち、受けのロンちゃんに出会ってから少し経つまでの攻めのモモがあんまりにしょうもなくて、今からこんなしょうもないおっさんの恋バナを読むのか…と思いながら読み進めていました。でも読み終わると、そのおっさんが自分の中でお姫様に変わっていました。受け攻めで言えばロンちゃんがお姫様ですが、それはまた別として、弱くて、寂しがりで、守ってあげたい可愛い人は、私はモモの方だなと思います。一方ロンちゃんの0か1かしかない実直さも、これ以上ない王子様気質だと思います。身も心も削り合って関係を築くと言うよりは、納まるべき組み合わせの二人が納まるべき場所に納まるべくして無事納まった感じの安心感。あまりにもファンタジーなのに皮肉に感じないのは、お姫様が特別なことは何もない、むしろマイナススタートのしょうもないおっさんだったお陰かなと思います。「王子様とお姫様は、末永く幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。」そんな決まり文句で本を閉じたくなる、心温まるお話でした。
Posted by ブクログ
木原作品初心者なので、なるべくlightなものから読みたいなといつも思ってます(笑)
ハッピーエンドです。
お互いを大切に思って一途なのっていいですよねvv
やっぱり泣きました(苦笑)
ちょっと本が厚いですが、あっという間に読めます。
木原作品初心者にはおススメです。
Posted by ブクログ
モモはロンちゃんに救われて、ロンちゃんもモモに救われて、お互いがこれ以上ない最初で最後のパートナー。まさに究極の愛です。これからおじいちゃんになってもずっと二人で幸せに暮らすんだろうなぁと思うと胸があったかくなります。
ロンちゃん視点、甚呉さん視点の話もあってとても面白かったです。
もっとこの二人のこれからも読んでみたい!
Posted by ブクログ
これは良かったー( ´・ω・` )
やっぱり木原さんが書く不器用で無口気味なキャラは好きじゃわ…態度にはそんな出さんけど本間はべた惚れ、みたいな。
モモのロンちゃんの為に!みたいな変な張り切りが自体を大きくしてって最終的に拉致られて死にそうになってるとこは本間どうしようもねーな(自分から現状の幸せをぶち壊しにいってるから)って思ったけど、前科者で誇れるものもなくて自己肯定が上手く出来んかったら、自分の価値が分からんくなって役に立つ事でロンちゃんに愛されるかも!っていう考えにもなるかー。
ちょっと胸にグッときたなぁ
これは余談なんだけど、この間まで美しいこと上下巻と読んでてキャラに愛着持てずパッとせんかったのよな
そこで薔薇色の人生を読んで、やっぱり木原さん好き!って思えたし良い話読めて充実出来ましたわ( ˘ω˘ )
Posted by ブクログ
これ、大好き。
再読~~♪
時計を贈り合うエピソード、何度読んでもいいなあ。
ロンちゃんがモモに指輪を贈るとこも好き。
男前が不細工を盗られまいと牽制するってツボ(笑)