【感想・ネタバレ】バラエティ番組化する人々 あなたのキャラは「自分らしい」のか?のレビュー

あらすじ

そのキャラのままでいいの?お約束のやり取りから脱し、自分らしさを獲得する方法とは?



今や、バラエティ番組隆盛の時代である。

芸人のやり取りに爆笑し、難しいことは考えずに、楽しめるからだ。

「キレキャラ」「ボケキャラ」「Mキャラ」…など、 さまざまなタイプの芸人が登場し、

そのキャラに則ったお笑いを展開する。 そしてそこには笑いだけではなく、「お約束通り」という安心感もある。

お笑い好きの方々にはすでに周知の通りだが、

ひとつの番組に同じキャラは存在しない。 キャラがかぶっていると、MC(司会者)も芸人をイジりにくいのだろう。



このような「バラエティ番組の構造」が、

いま、まさに若者たちの間でも展開している。

それぞれがキャラをもち、それぞれがグループ内での会話を盛り上げようと、

自分のキャラをまっとうしている。

そこには、「次に何を話そう…」「どう盛り上げよう」「何を話しかけよう」など、

相手に気を遣わなくてもいいという気楽さがある。

人間関係をラクにするのが、キャラなのだ。



けれども、そのキャラに縛られる人たちもいる。

「私はそんなキャラじゃない! 」

「こんなキャラは自分じゃない」

そう感じる根底には何があるのか。

本書はそれこそが「自分らしさ」の発見への1歩であることを紹介している。



キャラは、無難にその場をやり過ごすために必要である一方で、

借り物の個性でもあるため、息苦しさを感じるのだ。

「キャラ」と「自分らしさ」をめぐる心の問題を心理学者が徹底分析!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

自分を安易にキャラ付けして、それに縛られることに警鐘を鳴らす一冊。

言ってることは納得できる部分もあるものの、さすがに過剰適応なのではと思う部分もあり、その「空気を読む」感覚が理解はできるものの実感はできなかった。

0
2017年01月15日

「ビジネス・経済」ランキング