あらすじ
自分を金で買い、極道の世界から救い出してくれた精悍で寡黙な若き実業家の遥と、寄り添うように秘書として仕える佳人。――そんな2人に再び影が差す。遥と出会うまでヤクザの親分に囲われていた佳人が身売りするきっかけとなった事件や、両親の死の真相が明るみに!! 遥に支えられ、佳人は過去との対面を決意するが、あまりにも重い真実を前に、心はかき乱れ…。情熱シリーズ第5弾!
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Posted by ブクログ
この二人にしては珍しく(w)大事件に巻き込まれない話。
もちろん大変なことがあったり辛かったりもするのだけれど、佳人は知らなくちゃいけなかったし、そのおかげで自分の周りにある様々な…LOVE以外の愛を感じたんじゃないかな。このシリーズの中では一番好きなストーリーかも。
円陣さんのコミックが読めたのも嬉しい。
Posted by ブクログ
今回はかなり辛い内容でしたね。 佳人の両親の死の真相が分かるんだけれど、アイツ本当にむかつきましたね! モヤモヤしましたね。どうにか佳人の心を救って欲しい!って思いましたけれど、 あの刑事の話を聞いて少し救われたな~って感じでしたね。
Posted by ブクログ
情熱シリーズ5作目。ここから、第二部が始まっています。新装版は、書き下ろしと円陣闇丸センセのショートマンガが収録されていてお得感いっぱい!
遥と佳人はいろんな事件を二人して乗り越え、誰の眼にもはっきりとアツアツ。
仲が深まり、タイトルそのものでラブ度がいっそう上がっているんですよね。まるで新婚さんのように節操なくあちこちで盛っている?二人。アツすぎです…
よって、エロ度も申し分ありません。
特に、佳人の強いられていた過去を思うと、奥ゆかしさの中に隠し通す開発されきった身体に、そこはかとなく色気を感じてしまいます。遥でなくとも煽られます。
二人の絆が確固としたものになったところで、佳人が893の囲われ者となった過去の経緯が浮上します。
遥が佳人の両親の墓の在り処を調べ、二人で墓参りしたことがきっかけで、佳人は真実を知りたいと決意します。
佳人の両親の死の真相がしだいに明かされていく経緯がサスペンスドラマのようで興味深く読ませるけど、事実はかなり重かったです。
遥の存在がなければ、佳人はこの大きなショックに耐えられなかったかもしれません。
過去をもう一度たどり直すという行為で、佳人は辛く悲しい過去に再び傷つくことになるのです。両親の死に理不尽でやりきれない思いにもなります。
しかし、真実を知ることができたのは、遥の愛や周囲の好意のおかげなのだと、自分の身の幸福に改めて気付き、前向きになる佳人です。
愛する人の存在で、何があってもブレずに強く生きていけそうな佳人に安堵させられました。
書き下ろしは、佳人と貴史が甘味処でしっとりとガールズトークを繰り広げています。二人の話の内容がほんわか胸キュン。かわいいです。
東原×貴史編への予習もできました。
円陣センセのショートマンガは、ブサ猫めぐって二人がいっそう仲良くなってる話。エロ的にもちゃんと満足!
Posted by ブクログ
「さやかな絆」新装版です。
何故佳人が香西組長の愛人にならなければならなかったのか、
佳人の両親に降り掛かった不幸の訳が明らかになります。
全体的に重い話なのですが、円陣さんの華やかで麗しい絵と佳人を愛し抜く遥の愛がそれを払拭してくれます。
加えて本のサイズが以前の物より大きいので尚更堪能出来ました♡
書き下ろしの「甘味所よもやま話」は銀座でお汁粉を食べながら楽しく過ごしている佳人と貴史の一時のお話。
貴史は京都の出身で結婚している姉がいるそうです。
貴史も佳人に負けず劣らず重い物を抱えていますから、こうした何気ない一時に癒されるのでしょうね。
交差点で見かけた佳人が元気が無かったから声をかけたという貴史の心遣いがいいなあと思いました。
二人が銀座二丁目の文房具屋さんでお買い物をしている姿、拝見したかった(笑)
このペンは使いやすいですよ〜とか言い合うのでしょうか♡
夜は野菜が食べたいと言う佳人の為に直ぐ予約をする貴史は流石としか言いようがありませんが、予約時間までの待ち時間を友人と過ごせるという事は小さな幸せですね。
巻末に16Pもの円陣先生の書き下ろしが〜♡♡♡
言葉になりません。。。