あらすじ
「1999年7月、空から降ってくる恐怖の大王によって、世界は滅亡する!」 地球と人類の未来を恐るべき正確さで予見した16世紀フランスの怪人ノストラダムス。その中でも究極の滅亡大予言をテーマにした本書は、1973(昭和48)年に刊行されるやたちまち話題を独占、空前の大ミリオンセラーとなった。40年の時を経て、今あらたに著者・五島勉の「まえがき」「あとがき」(特別書下ろし)が加えられ、ここに電子版として復刊!21世紀に生きる人類にとって、さらなる戦慄の事実が明らかに!
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Posted by ブクログ
小学生の頃、1999年で人類が絶滅するって
本当に信じてしまって、
夏休みに1人で絶望してました。
いや、実は他にも絶望してたクラスメイトはいたのかも。
Posted by ブクログ
昭和40年代後半に子ども期を過ごした人なら誰しもが戦慄したであろう名著、いや迷著。
10月に学研「ムー」40周年展を見に行ったところ、当時のあれやこれやがなんとも懐かしくなったので今になって再読してみたのだが、グルっと一周回ってなんともおもしろい。なにがって、書きっぷりがとにかくもうノリノリ(笑)。
1973年初版、当時6歳か。流行ったのはたしか小五ぐらいだったから、少しタイムラグがあったのかな。
どこまでが事実でどこからが主観かわからんぐらいにノリノリ。この勢いで書きまくられ、断定しまくられたら、検証など知らない当時の子どもはイチコロ(笑)だろう。なにせ、ノストラダムスの予言は外れることがない!のだ。
背景にはクルマ社会による大気汚染や光化学スモッグ、公害や環境汚染、人口爆発、軍拡競争など、加速する文明に対する危惧があって、こうした終末論が受け入れられやすくなってたのではないか。
たしかこのあとに2、3ぐらいまで出て、「惑星直列=グランドクロス」とかあらたなキーワードが追加されていったのだった。さらに『ファティマ第三の予言』なども読んだなあ。今思うと自分のオカルト好きはここが出発点だったのではと思う。
どうでもいいが、119ページの
「ノスさんまちがったんじゃないか」という気もする。
には思わず笑った。ノスさんって……。