【感想・ネタバレ】脳科学者が教える!子どもを賢く育てるヒント 「アウトドア育脳」のすすめのレビュー

あらすじ

「おウチ」から「おソト」へ! 脳研究の最前線で活躍する脳科学者が教える、子どもの「脳力」を伸ばす確かな方法。わが子には幸せになるだけでなく、賢く育ってほしいと思っている全ての親御さんたちの必読の書。

子どもを賢く育てるために最も重要なポイントの一つ「野外遊び=アウトドア」に焦点を絞った育脳書。

最新の脳科学から、アウトドア体験がいかに脳の発育に効果的かをわかり易く説明すると共に、自然の中での遊び方やアウトドア活動のはじめ方などをご紹介。

自然の中に身を置いて楽しむ山遊びやアウトドア体験は、子どもの脳の発達に非常に有効であるだけでなく、高齢者の認知症リスク低減にも効果的。

16万人もの脳のMRI画像を見て、脳の発達や加齢のメカニズムの研究を続けてきた最新の脳医学者が語る「脳の発育に重要なこと」や「アウトドアでの活動が子どもの発育に与える好影響」。

最新の脳研究の成果から、アウトドアスポーツや自然体験の脳への有用性を説明。

第1章 「賢い」子どもと「好奇心」の関係
第2章 なぜアウトドアで子どもの脳は育つ?
第3章 子どもの脳とこころの発達
第4章 アウトドア(自然)に出かけてみよう!

登山やトレッキングなど自然の中で楽しむ多くの山遊びやアウトドア体験は、子どもの脳の発達にとって、極めて効果の高いものですが、それは、子どもの知的好奇心を育み広げる要素が、自然の中には無限にあるためです。

著者、瀧靖之氏は、16万人もの脳のMRI画像を見て、脳の発達や加齢のメカニズムの研究を続けてきた脳医学者ですが、氏の研究成果から著した教育や健康生活分野での書籍がたくさんあります。

そんな中、本書では、北海道で生まれ子ども時代を過ごした瀧氏自身の貴重なアウトドア体験の数々を通じ、実感してきたことをベースに、脳医科学の最新知見を展開、アウトドア全般を通じての「育脳」をすすめています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

あとがきの『親のミッションは好奇心の種まきを、様々な形でしてあげること』という内容が気に入りました。
⚫︎自分の世界観や価値観、興味、好き嫌いなどは、10歳位までに固まると言われている
⚫︎自然の中の動植物にふれる体験は、知的好奇心だけではなく、命の価値観や情操を育てていくことになる
⚫︎親が率先して楽しんでいる姿を見せると、子供は同じようにそれを楽しむようになる
⚫︎「苦手なことを克服させよう」とするよりも、「好きなこと、得意なことをもっと伸ばしてやる」ことの方が、子供の能力を引き上げるには効果的である

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2024年07月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

結局総じて、アウトドアが大切ってこと。まぁそりゃそうだよねって感じです。それは重々認識しているので、それ以外の真新しい発見はあまりなかったかもです。

賢いとは、ものごとを広範的、多角的、立体的に捉え、どうすることが最善なのか自分でわかること。

五感の刺激が、子供の脳に発達を促す刺激という点で大きな役割を果たす。自然には五感をすべて体験する要素が詰まっている。

賢さは好奇心のレベルが高いことに関係している。

好奇心とは、いろいろなことに興味を持って知りたいという気持ちと

子供の好奇心を大きく伸ばすためには、バーチャルとリアルの体験を結びつけることが重要

子供の脳の発達で重要なのは、運動、好奇心、コミュニケーションの3つがあり、アウトドアにいずれも伸ばす要素がある。
アウトドアは子供の自己肯定感やレジリエンス、思いやりの心も育ててくれる。

アウトドア体験は、脳の前頭前夜を活性化させ、状況判断、問題把握、課題遂行などの能力を鍛えてくれる。

図鑑は、バーチャルとリアルを結びつける格好のツール

親が真剣に楽しんでいる姿を子供に見せることが大事

脳には、何か一つの能力が伸びると、脳全体の能力が上がり、それに直接関係しない部分も伸びていくという、汎化という特徴がある
好きなことや得意なことを伸ばすことは子供の能力を引き上げるには効果的。

のうは、後ろから前へと向かって発達していく。

0歳→親とのアタッチメントを通じて人との信頼感が育っていく
1歳→読み聞かせは、その後の脳の発達に効果的
2歳→知的好奇心が高まり、脳の成長が活発化していく。アウトドアに連れ出す好機。
3〜11歳→運動能力が最も伸びる。ゴールデンタイムと言われ、楽器を学ばせるのもいい。
8〜10歳→言語能力が成長する時期であり、英語などの外国語の習得にいい。

子供を常によく観察して、子供の興味、関心や好きなことは何かを見つける。
賢さの究極の本質は、知的好奇心を自分の医師で持ち続けることができること

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2020年11月29日

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