あらすじ
「やめてほしかったら」「大嫌いって言え」彼の体温、彼の触感。夏の雨が2人をあの頃に連れ戻す…!! 10年前に私にキスをした吉備君。今も私の中に鮮烈に残る、高校の頃のあの出来事。10年経って同窓会幹事でその彼に再会。10年前は服装も素行も不真面目代表だったのに、今は品良くスーツを着こなす素敵な大人に変わってて。私はドキドキしっぱなしだった。そして同窓会の下見に行った先で彼と2人きりになって…?表題作の他「夢を濡らす快感をください」「結婚前戯」「エロスを描く男」収録。※この作品は雑誌「恋愛LoveMAX」「恋愛チェリーピンク」に掲載、または短編よみきり配信されたものを再編集したものです。デジタル配信版の雑誌「恋愛LoveMAX」「恋愛チェリーピンク」または短編よみきり配信をお求めになった方は、コンテンツ内容が重複する場合がございますので、ご注意ください。
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匿名
じれったいけどハッピーエンド
「十年後に咲かせて」
クラスの女子に次々と手を出すって凄いな。
当時の教室にはギスギスした空気が常に漂っていそう。
吉備くんも高校の時からアサさんが好きだったようです。
そうじゃなければキスはしないだろうし、あんなにも後悔の念を抱かなかっただろうし。
二人共、こじらせているな。
だからこそ、お似合いではあるけど。
「夢を濡らす快感をください」
TLというよりも人間ドラマの域になっています。
母親の病気がキッカケで、ライバルの熊山くんと張り合うことを辞めざるを得なくなった英田さん。
個人的には、お父さんの変わりぶりに興味を引いた。
仕事一辺倒っぽかったのに、お母さんの介護を献身的にしているので。
ラストはハッピーエンドで良かったけど、熊山くんって勝手だなと思った。
熊山くんが自分の都合でセフレ関係を提案してきたんだから、英田さんは家庭の事情を相談出来ないでしょ。
「結婚前戯」
行動力があって、自立心のある女性・玉島さん。
年下の恋人・倉敷くんの家は、有名な珈琲店を展開する会社の経営者だった。
倉敷くんが将来、会社を継ぐとしたら、二人は離れ離れになる。
二人がそれぞれ出した答えは、別れではなくて結婚することでした。
どれも諦めないというのは大変だと思うけど、玉島さんが簡単に見切るような人だったら倉敷くんは惚れなかっただろう。
「エロスを描く男」
恋をするならこんな相手がいい……と思った赤崎さんは、乙島さんが勤務する美術館のテコ入れ目的でやってきていた。
採算の取れる施設に変えるやら赤字続きならば辞めちまえやらと、辛辣なことを言いやがる。
でも本当は、赤崎さんも美術館を存続させたくて奔走していたそうな。
ツンデレというよりも、ひねくれている。