あらすじ
中村天風と安岡正篤(やすおか・まさひろ)。──天風が説く「宿命」、正篤が説く「立命」、すなわち与えられた運命を自分が望む方向に切り開いていけるということ。本書はその「成功の法則」を戦国大名やカーネギー、松下幸之助、早川徳次、稲盛和夫など「機をつかみ、運をつかんだ」具体的エピソードを交えながらわかりやすく説いていく。 ◎才能は人によって活かされる ◎潜在意識の力とは ◎願望達成の真理 ◎どうにもならない運命もどうにかなる ◎「閑」のあとにチャンスが通用する ◎「もうだめだ」と絶対にいうな ◎うそでもいいから明るい言葉を使え ◎出会いを人脈にまで深めよ……機をつかめば運もつかめる! では、機をつかむための確実な方法とは? 高潔なる人格、該博な知識、卓越した識見……二人の哲人の教えを紐解きながら「普遍的成功への道」を説く。
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Posted by ブクログ
本書の何が嬉しかったかというと100年以上も前の中村天風さんが説いていた宇宙霊の説。自然摂理はここにあるのかと。
それにしても、中村氏や安岡氏の言葉を始め、著名な方々の生き方・考え方を身をもって知ることができる良書に出会えたと思えた一冊でした。
(「王通の七無」をググると、昭和薬科大学空手部の「良書の一節」にたどりつき、以外?と思いつつも、なるほどとうなずける感が。)
山野さんの寝室にあった七つの言葉は、私もいつも見ることができるように手帖に書いておこう。
Posted by ブクログ
【目的】:両氏に共通する成功の法則とは。
・人生は考え方次第で変えられる。。
・変えることのできない天命とともに、切り開ける宿命がある。宿命を切り開くことが立命に生きること。
・進化と向上、真・善・美のバランスが宇宙の法則。私たちは、それを顕現するために生まれた存在。
・積極的行動=清く・正しく・美しく保たれている状態であること。人倫。
・積極的行動で機を捉える。見識と直感と。
・見識を養うには情報(質問力)と人脈。
・信念に基づく積極的な生き方。
・積極的な言葉遣い。
・相手への感謝と尊敬。笑顔。あたたかさ。
#両氏とも政財界のリーダーへの影響力や積極的生き方・心がけによる人間的魅力が共通しているように感じた。
#魅力ある人物である自分自身を目指したいと思う。
5-3
Posted by ブクログ
■成功の法則
A.真に幸福な人とは、いつも積極的な心と態度で生きている人である。また、真の幸福とは、自分自身の心が感じとる、満ち足りた平安の状態をいう。
B.機とは、自分自身で招き寄せるものである。それを捉えるためには、まず異質な個性と交わり、そこから刺激や感動などをキャッチする。
C.人生には、どうにもならない状態の時期、すなわち「閑」がある。人生を発展させる上で、この閑に耐えることほど重要なことはない。
D.閑の状態にある時は、自分の思考を深め、冷静な目で機を見極めることができる。従って、この時こそ、しっかりとした理想、願望を持って積極的な姿勢で生きることが大切だ。