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Posted by ブクログ
何でもない日常や、東北新幹線で故郷や友だちや親族や仕事で行くその中で流れていく物語。
子どもが出てくるお話では子どもの不思議な体験や幼少期に子供の生まれてからの記憶や出来事などを織り交ぜて不思議な時間が流れたり、かと言って特別の事ではないのだけれど。
さらさらと小説の中に流れる時間が東北の地域も震災の傷跡も少し登場し、北野地方の風景も目に浮かぶ。
読み終わってあまり重荷にならない本ではあります。
Posted by ブクログ
新幹線と故郷。私は普通電車で2時間もかからないところに実家があるが、祖母の家は新幹線と特急列車を使用し4.5時間ほどかけていく。小説を読んでる間に祖母に会いたくなり電話をかけた。武文が思った「母親なのだから無条件で自らを受け入れて欲しい」「母さんは、母さんでなくてはおかしいだろう」のところが自分の心境にとても似ていて共感できました。春に読みたくなる1冊。新幹線に乗る人々の表情が観れる仕事、遠くに行ける仕事、素敵だな。