あらすじ
時代の移り変わりとともに姿を消した、
公認で売春が行われていた地域・俗称「赤線」。
僅かに残る地方の風俗店を津々浦々と巡り、
体験したことを記事にして生計を立てているルポライターの矢野は
ある日、田舎の旧赤線地区で唯一現存する風俗店を見つける。
いざ記事のネタになるような体験をすべく入店すると、
その店に住んでいる物悲しさ漂う翠から
「僕がしてあげようか」と突如声を掛けられ、
驚きつつも興味本位で誘いにのってみるが―――?
「君、ほんと……男を惑わす才能があるよ」
夢破れたルポライター×寂れた遊郭で育った箱入り男子
猥雑さ×ノスタルジックな空間で2人の世界が交差し、
秘められた欲望が色づいてゆく。
★単行本カバー下画像収録★
【電子限定で描き下ろしの4ページ漫画が収録されています。】
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匿名
これ、よかったぁ〜!
1冊に、2編あってどちらも面白かった。
2編だけど、内容もしっかりあり読み応えありました。これは〜おすすめしたいなぁ〜。
サトニシさんの作品好きです。
「現代色里艶小噺」
赤線、遊郭の成れの果てを描いた作品。
廃れた赤戦、遊郭街にやってきたライターの矢野。そこで出会った、遊郭の家の子、翠くん。父と母は工事で働き、日常は婆さんと一緒に暮らす、都会に憧れるを持つ少年。
その少年は現状からの籠から飛び立ちたくて、矢野を誘った。
パンツが、白のブリーフって所が背景を物語るなぁ。しかし、矢野は現実をしっかり教えてあげます。
そして、二人とも今の籠から飛び立ち、新しい生活を始めてハッピーエンド!
全てが初めての翠くんの健気さと色気がたっぷで、天然のあざとさは最強www
「つなぎとめないでよ」
両片思いのストーリー。
攻めの浅野と、受けの八潮は学生時代の先輩と後輩。高校時代に仲良くなり、浅野は八潮に告白するけど、あっさり振られる。
そんな、過去を持つ2人だったが・・・
それから数年経ち、自暴自棄になった八潮が突然〜浅野の家におしかける。
理由は、八潮が元彼に裏切られAVに売られた事。八潮の涙を見た浅野は理由を知るまで八潮を監禁する事にした。
八潮はその生活を受け入れ楽しく生活している。
実は、八潮も浅野の事が忘れられずにいた。
人を愛する事に抵抗があった八潮を、浅野が全てを受け入れて、一件落着。
浅野が諦めなくて良かったし、素の八潮はとてもかわいい奴でした。
面白かった〜!