【感想・ネタバレ】これだけ 財務諸表のレビュー

あらすじ

会社の売上や利益、資産の状況などを表す財務諸表の読み方は、いまや
ビジネスパーソンにとって必須知識となっています。
一方で、財務諸表や会計という言葉を聞くと、多くの人は「専門家じゃないから
よく分からない」「難しそうだ」という印象を持たれるのではないでしょうか。

しかし、多くの人が思うほど、財務諸表や会計は難しいものではありません。
基本的なルールと読み方さえ頭に入れてしまえば、誰でも分かるようになります。
本書では、有名企業の実際の決算書を用いて、重要なポイントに絞って解説。
数字をどう見て、どう活かすのか。人気経営コンサルタントの著者が、豊富な経験
に裏打ちされた実践的な数字の読み方、使い方を、順を追ってわかりやすく説明
します。

本書をじっくり読めば、決算書を読めるようになることはもちろん、自分が担当して
いる事業の損益分岐点や原価を正確に把握する管理会計の基本も押さえること
ができます。
新入社員や学生の方、会社数字にふれる部門の所属に初めてなった方が、1冊
目に読む本として最適です。

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Posted by ブクログ

やっぱり自分が財務に弱いっつーか苦手意識が強いもんで、定期的に入門書を読み漁っているのですが、たまたま暇をしてた空港で見つけた一冊。

B/S、P/L、キャッシュフロー計算書、管理会計と大きく4つの章から成る本作。
財務諸表に関する入門書って星の数ほどありますが、これはなかなか分り易いですよ。
結構偏屈な言い方をすれば、変に作者の宣伝っていうかアピールが入ってなくて、純粋に財務に苦手意識を持った人たち目線に立ち続けた印象を受けました。

個人的にはやっぱり苦手意識を克服するまでにはいきませんが(致命的)、バイブルとして一年に一回は読み返しながら何とか苦手意識を克服していければと思います。

苦手にしてる者としてあんま偉そうなことは言えないので、お勧めかどうかは敢えて言いませんが、私はこれからも本棚に大切にしまっていくことでしょう。

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2022年01月06日

Posted by ブクログ

高収益と呼べる会社は付加価値に対して20%程度の利益が出ている会社のこと。付加価値とは卸売業や小売業では売上総利益に当たる。製造業の場合には製造にかかる人件費と減価償却費を加えたもの。

会社の危険性を見るためにはまず自己資本比率をチェックする。返す必要のない金がどれくらいあるのかをみるのが重要。

負債を返済できなくなったときに倒産することを考えると流動比率で短期的な安全をみるのもよい。より厳しく見るためには当座比率(現金化しやすいど資産がどの程度あるのかを判断)。

会社が窮地に陥った時にまず確認するのが「手元流動性」=すぐに使えるお金がどれくらいかを見る。

すぐに現金化できる資産を月商で割る。1か月以上あればOK。

手元流動性→流動比率・当座比率→自己資本比率の順で重要である。機器の場面では借金してでも手元流動性を高める必要がある。

のれんは日本の会計ルールだと20年で償却しなければならない。のれんはそれだけでは売れない資産なので償却が必要。資産の部にはこのように売れない試算もあるので要注意。

減価償却<有形固定資産の売却と購入の差額=将来への投資が十分

損益分岐点は「固定費÷(1-変動費率)」で求められる。現在の売上高から何%落ち込んでも赤字にならない指標を安全余裕率といい,(売上高ー曽根器分岐点売上高)÷売上高で求める。

企業経営とは小さくなれる能力を持っているかが大切。規模を拡大することは比較的簡単であるが,採算性の悪い事業を売却など縮小する英断を下すのは難しい。

安全性を見る:BS
手元流動性,流動比率,当座比率,自己資本比率


収益性をみる:PL
売上原価率,売上総利益率,販管費率,売上高営業利益率,付加価値の20%程度の営業利益


将来性を見る;キャッシュフロー
フリーキャッシュフロー,減価償却費と有形固定資産の増減比較

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2015年10月29日

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