あらすじ
instagramで10万人(2018年1月時点)が共感!
好きな人と一時も離れたくない
手の届かない人に片想いをしている、
付き合ってないのにキスをしちゃった……。
現代に生きる女の子の日常や葛藤を描いた恋愛短編集。
全編書き下ろしで登場です!
第1章 中野ちゃん たった六畳の小さな国
第2章 武蔵野ちゃん 視線のその先に
第3章 丸ノ内ちゃん 我慢と引き換えに得るもの
第4章 最終章 君を過去にしないために
…人間どうしだと一体化できないから バターになって一緒に溶けて誰かに食べられちゃおう…
…一日を振り返ったときに思い出してしまうのは好きっていう感情なんだろうな…
…こんなに頻繁に会ってたら本物の恋人みたいじゃん…
…好きだから大事に大事にしてるつもりだけど自分が一番傷つけているときがある…
【著者 あとがきから】
現代はつらくて厳しいことがたくさんあります。
望んだって叶わないこともたくさんあります。
他人と関わって生きていく限り、
必ず悲しい思いをすることがあると思います。
そんな女の子たちの励ましになればいいなと思い、
この本を作りました。
みんな弱くない、頑張って毎日過ごしていたら
いつかきっと、なんとかなります。
なんとかなるよ。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今の学生〜40歳くらいまでの女性にハマる(であろう)短編だと思った。
3人の女の子がそれぞれの男性に惹かれ、恋をした後に終わりを向かえる形になっている。共通しているのは自分のステータスが男性のそれに追いついていないという主観的な判断から生まれる葛藤。
自分自身が男性なので把握しきれていない部分があるが、女性社会のいわゆる2軍、3軍を生きてきた人であれば、自ずと3人の登場人物の内、誰かに共感する何かを見いだせるのではないだろうか。
面白かったのは最終話、それまでセパレートされていた3人の舞台が、たった1年の時間経過によって繋がるところ(高校3年生だった子が大学生になる等)。短編が最後に連動するのはよくあることだが、それぞれ普通に生活していた3人が、時の流れというごく自然なものによって間接的に関わり合う構造は、読んでいて一切の違和感を感じなかった。
胸が痛かった
恋愛というものは、いつも難しい。人を愛するということは、犠牲だ。
タイプが違った3人の女の子の恋愛。そんな3つの“愛する”を描いてくれていた。
ありそうで、いや、どれも私も経験したことがありそうで、なんだか胸がチクチクと傷んだ。痛かった。
私はどうやって人を愛していたのか。を改めて見つめ直せるいい作品だった。
Instagramでいつも拝見させて頂いていて、発売をまだかまだかと楽しみにしていました。
ストーリーが加わると、より味がでるふせでぃさんのイラスト。これからもずっと応援させていただきます。
“愛”の甘さと苦さを教えてくれてありがとうございます。
あるようなないような
さらっと読めちゃう作品でした。
自分には似たような経験がなく、強いて言うなら最初のお話での男がだんだん冷めていくのはリアルに感じました。
徐々に距離を置かれるのはつらいですね。