あらすじ
世界に通用する日本人とまったく相手にされない日本人の「違い」とは。約25年FT記者として日本のビジネスマンや政治家を取材して見えたもの。
・孫正義氏とトランプ氏にある「共通点」
・何を発言するかよりも「発言すること」に意味がある
・いい仕事をすれば、必ず認められるわけではない
・海外では「自分をさらけ出す」覚悟が必要
小さな1歩で、あなたの世界は大きく変わる。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
長年フィナンシャルタイムズの記者を務めた中元氏が自身の取材経験等を通じ、海外で活躍する上で障壁となる日本人の行動を纏めたもの。問題となる日本人の振る舞いは以下の通り。
・しゃべらなすぎる。会話を弾ませる事が出来ない。
・事実伝達に終始し、何がメッセージなのか不明瞭。
・自信がない。
・自分を売り込む自己PR不足。
・謙虚過ぎる。
こうした行動様式から抜け出すために、一個人としてしっかりと意見を持ち発言したり、また社交の場でちょっとだけ個人的な話をしてみるなどが重要と筆者は述べている。
Posted by ブクログ
ビジネスの場を中心に、日本人が常識と捉えているコミュニケーションがグローバルなビジネス環境では不利な立ち位置に置かれる要因となっていることが、わかりやすく説明されています。
日本人が陥りがちな考えと外国人の受ける印象のギャップは、Financial Timesで様々な経験を積んだ著者だからこそ、指摘できたことだと思いました。個人的なことはあまり聞かないようにすること、会議などで発言をしないことでいかにチャンスを失っているか、また悪い場合にはネガティブな印象を持たせてしまうかなど。働き方改革、女性の管理職登用など多くのことを変えていく途中にある中で、個人レベルで意識していくことに気づくきっかけになる本です。