あらすじ
「このミス」第1位『神は銃弾』ボストン・テランの新たな代表作!
貧困家庭に生まれた耳の聴こえない娘イヴ。暴君のような父親のもとでの生活から彼女を救ったのは孤高の女フラン。だが運命は非情で…。いや、本書の美点はあらすじでは伝わらない。ここにあるのは悲しみと不運に甘んじることをよしとせぬ女たちの凛々しい姿だ。静かに、熱く、大いなる感動をもたらす傑作。
解説・北上次郎
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Posted by ブクログ
「女、姉妹、友達、母」
イヴという名前。
毎回手のひらから滑り落ちていく幸せを、最後にようやく掴み取るのか…と思っていたら、そうくるか。
Posted by ブクログ
ろくでもない男たちや男社会の中で、女性たちが力を合わせてたくましく強く生きていく話。ナチスによって強制的に中絶されたフランは命を与えることはできなくなったけれど、イヴに代わって自首することでイヴやミミに命を与えた。だからこそ墓石には「女 友達 姉妹」に加えて「母親」と刻まれる。女性や聾者、貧困者、有色人種といった、この1900年代後半のニューヨークにおける社会的弱者を取り巻く過酷な環境と、それに負けない女性たちの強さがよく描かれている。
訳が(特にスラング)引っかかるところもあるけれど、深い言葉で語られている気がした。