【感想・ネタバレ】キスと時計と螺旋階段のレビュー

水無月さらら / 乃一ミクロ

俺たちは何度別れようとも、結局愛し合う運命なのか――。数百年続く輪廻転生の記憶を持つ、大手建設会社の専務・菱沼(ひしぬま)。恋人の仁科(にしな)とは、いつも最期は殺し殺される悲しい宿命だ。今生では、この結末を断ち切りたい！ 切実な想いで別れたはずが、十年後にまさかの再会!? ライバル会社の担当として、一緒に区庁舎新設の仕事をすることになってしまい!? 今度こそ運命に抗う術はないのか――!? ※口絵・イラスト収録あり

[ブクログ · ★★★★☆]

ここまで幸せになれない前世を見せつけられたら、菱沼が臆病になるのも仕方がない気がする。仁科が中々受け入れられないのも当然だとも思うけど。自分と一緒にでなくても、仁科には幸せになって欲しい。と思っている菱沼を見て、ここまで人を好きになれるのはすごいと思った。だからこそ、一緒にいるのが怖かったのだろうけど。２人にはこれまでの分を取り戻すくらい、幸せになって欲しい。

[ブクログ · ★★★★☆]

輪廻転生は大好きなテーマなので、良かったのだけど、中途半端にファンタジー感入っちゃったのが、ちょっと残念。
いや、テーマ自体ファンタジーっちゃファンタジーだし、全然かまわないのだけど、ずっと普通に現代日本のリーマンものっぽく進んでるところに混ざってくるので、違和感が...。