あらすじ
女性の人生は、「する」「しない」を選ぶことの連続だ。
例えば、仕事や家事、恋愛、結婚、出産、いつまでも美しく、健やかであろうと努力することなんかも。
「世間のものさし」や「無言の了解」から一歩離れて、のびやかに人生を謳歌する女性たちのインタビュー集
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Posted by ブクログ
年齢も職業も異なる12名の女性に、仕事と人生について話してもらった本。
女として生きていく中で、結婚して子供を産み育てていくということが頭の片隅にあって、一方で自分が好きなことを仕事としてやっていきたいという気持ちがもう片隅にあり、難しいなと思う瞬間が多い。この本で話している女性たちも、まったく同じような悩みを抱え、悩み苦しみ、そんな中で自分として今何をするべきかを真摯に捉え、都度都度選択してきている。
すごく励まされました。働くことを生活の一部として続けていきたいと思うひとには是非読んでもらいたいです。
Posted by ブクログ
読みたい人が多く、フリーペーパーの時からちょこちょこ読んでいた 「しごととわたし」。
コシラエルのひがしちかさんの章では自分と向き合うことからの仕事の話が面白く、
山陽堂の店主のおばあちゃんの話からは、言葉の裏にある人生の重みを、それを乗り越えてきた人特有の貫禄と軽やかさを感じて、人生の先輩としての憧れを感じた。
渡辺真起子さんのお母さんとの対談は個人対個人で話している感じがとても素敵だったし、TORiの2人は悩みが身近に感じられて励まされた。
ライフステージというか、読むタイミングで感じることが変わりそうな本。
とりあえず今、このタイミングで読めたことは私にとってよかったなと思う。
Posted by ブクログ
読む時期、タイミングによって読んだ時の感想や思うことが変わってくると思う。女性にとって結婚が全てでもないし、結婚しない選択も全然あり。仕事を好きで楽しくしている大人になりたい。自分にしかできなくて、本当に好きな仕事ってなんだろうか。
Posted by ブクログ
よしもとばななさんが目的で読んだ。
「籍を入れるなんて、ろくなことじゃない」。親から叩き込まれたこの精神を引き継ぎながら、「ふつう」とは少し違った「よい家庭」をばななスタイルで築いている姿が格好いい。周りを「観察」して自分にとっての真実を見いだすからこそ、あの女性目線の、柔らかく小刻みに揺れるこころの中の世界観を表現することができるのだなあ。
他の人のものも、出産子育てで揺れ動く女性ならではの葛藤が書かれていて、将来に悩む若い女の子にはヒントになるのではないかと思った。
Posted by ブクログ
気持ちのよい装丁
個人の話している内容に対して、とりたててぐっとくることはなかったのだけど人のチョイスはとてもよかったと思う。特に、表参道の「山陽堂書店」店主・萬納幸江さんのお話は、その話しぶりも伝わってくるようだった。
「会社員として働くのは無理だと思っていた」みたいな人の話が多かったので、たとえば会社員としてこつこつと働いている人の話も聞いてみたいなと思った。