あらすじ
本書にはブッダ直説についてのわかりやすい解説だけでなく、著者自身の深い体験に裏打ちされた洞察が随所にちりばめられている。特に「第十七章 日本人の知らない仏教」は、私たちの蒙(もう)を大いに啓(ひら)いてくれ、「第十九章 冥想日記」と「第二十章 法語集」にはブッダの教えに深く通じるために役立つ智慧の言葉が満載されている。
さらに、本書を一貫して流れている“思考”についてのブッダの洞察は、空気のような存在になっている思考が実は人間の危機にいかに大きく関わっているかを私たちに教えてくれ、これもまた本書を現代人にとってきわめて意義深いものにしている。
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Posted by ブクログ
ブッダは相手に合わせて説法をしたそうなので、もし現代人に対してならどういう話をするのか?こういう本を読むと考える事があります。果たして著者のような語り口なのか、それとも我々の想像を超えている?
でも、そういう妄想にたいしても、自分(ブッダ)が死んでも法と自分自身だけを信じて精進しなさい、というのがブッダの遺言です。
本書を読んで納得できるところはかなり多かったものの、疑問が残る所もあります。
どうしても「答えを教えてくれ!」という気持ちになり、この手の本を何冊か読むことになってしまいました。ブッダの遺言を考えるとなかなかもどかしいですね。