あらすじ
「ハリー・ポッター」シリーズのJ.K.ローリング推薦!
「残酷さと恐怖のまっただなかで生まれた
愛と勇気の物語――これは、想像もつかない
世界を生き抜いた少女の証言です」
現代版「アンネの日記」と話題の感動手記!
「今夜、わたしは死んじゃうかもしれない」
シリアのアレッポから激しい内戦の状況をTwitterで世界に発信していた
当時7歳(現8歳)の少女、バナ・アベドの手記。
平穏な日常を戦争と爆弾によって破壊された、少女と家族の運命は?
【世界中のメディアが注目! 】
◎「現代のアンネ・フランク」(ワシントンポスト紙)
◎タイムズ誌が選ぶ「ネット上で最も影響力がある25人」に選出
◎日本でもNHKスペシャルや朝日新聞「天声人語」が著者を紹介
【世界中が注目した! 心に迫るツイートの数々】
「ただ、こわがらずにくらしたい」
「おねがいだから、わたしたちの子ども時代をうばわないで」
【読書好きの少女の目線で見た戦争の姿と前を向くことば】
「ドカーン! という音がしたあと、何かが割れた。
拍手みたいだけれど、もっと大きな音だ」
「こわいときでも、同時に勇気は出せるの。
わたしにはわかる。だって、その日から何度となく、
そんなことがわたしに起こったから」
「希望を捨てないで。
わたしなんて、3ヶ月爆撃が続いてもあきらめなかった。
だってつらいときは、希望が人生そのものだから」
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
シリア政府軍からの空爆を浴びたアレッポに住む7歳の少女、バナの回想とツイッターで発信したSOS、それに呼応したかのように実現したアレッポからの脱出行までが記された本。序盤の数節は平和だったころの生活が描かれ、それ以降は徐々に悪化していく彼女の周辺の状況が記されていく。7歳の少女が文章の基本的な内容を書いていることもあり(それでもだいぶ大人びているが)、下手に難しい修飾表現を使っていない分、むしろ戦争と爆撃の生々しさが伝わってくる。
途中、5回ほど母親から娘に宛てた文章が差し込まれており、母親の目線でこの戦争をどう捉えていたか、戦禍の中で生き抜く娘をどのように見守っていたのかを読み取ることができる。母親からのこのメッセージは、子どもを持つ親として共感できるとともに、よくこの惨状から娘(とバナの弟にあたる2人の男の子)を守り切ったものだ、という感嘆の念すら抱く。
帯のうたい文句は「現代版『アンネの日記』と話題の感動手記」とあり、ハリーポッターの著者のJ.K.ローリングの推薦の一言も併記されている。アンネはナチスに飲み込まれて命を落としたが、バナと両親、弟2人、祖父母や親戚など、本に出てくる人物は全員、生き残っている。アレッポの悲惨な空爆を思えば奇跡とも言える生還であり、バナが活きていてくれて本当に良かったと感じる一方、これを「感動の手記」で留めてはならない、とも思う。