【感想・ネタバレ】対論・異色昭和史のレビュー

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Posted by ブクログ

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[ 内容 ]
雑誌『思想の科学』への投稿がきっかけで交流が始まった二人。
半世紀ぶりに再会し、語り合った昭和の記憶とは?
「戦時体制にも爽やかさがあった」と吐露する上坂氏に対して、「私もそう感じた」と応える鶴見氏。
一方で、「米国から帰国したのは愛国心かしら?」と問う上坂氏に、「断じて違う!」と烈火のごとく否定する鶴見氏。
やがて議論は、六〇年安保、べ平連、三島事件、靖国問題へ。
護憲派、改憲派という立場の違いを超えて、今だからこそ訊ける、話せる逸話の数々。
「あの時代」が鮮明によみがえる異色対論本。

[ 目次 ]
第1章 戦時下の思い出(戦時体制の爽やかさ 張作霖爆殺事件の号外 ほか)
第2章 戦時体制化の暮らし(翼賛議会に異を唱えた「一刻」な議員たち ハーバード大学で都留重人と出会う ほか)
第3章 戦後日本をあらためて問う(八月十五日の記憶 ラク町のお時 ほか)
第4章 「思想の科学」の躍動ぶりと周辺の事件(ノーマン自殺の真相 跡取り息子の座からはずされた都留重人 ほか)
エピローグ 教育とは、そして、死とは(デューイと親交のあった校長先生の話 林竹二の授業について ほか)

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[ おすすめ度 ]

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[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年04月21日

Posted by ブクログ

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例えば張作霖爆殺事件に関して「河本大作が悪いと決め付けることはできない」という上坂は、「どうせやるなら、ばれないようにやれ」という声にはどうこたえるのか?この失敗が招来した満州事変~シナ事変~太平洋戦争という破滅の流れに一定のきっかけを与えた結果責任はまさに河本らにこそ問うべきだろう。鶴見はそうしたリアリスト的な振る舞いは好みではないようだが、骨の髄から皇国小国民の上坂らにはこういうガチガチのリアリズムから一度徹底的に批判されなければならないのではないか?

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2014年01月08日

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