【感想・ネタバレ】生まれてくれてありがとう~目と鼻のない娘は14才になりました~のレビュー

あらすじ

重い障害を持つ少女はこんなにも家族の宝物。

2003年、元客室乗務員でニューヨークで仕事をしている著者のもとに生まれた千璃(せり)ちゃんは、目と鼻(鼻梁)がない重度の障害を持っていました。
見ることも話すこともできない娘への好奇の目や、無責任な批判にさらされて傷つき、自分たち両親がいなくなっても娘がなるべく周囲の手を借りずに生きていくためにどうしたらいいだろうかと悩み・・・
先の見えない苦悩の中で、著者はある日、屋上で、娘と一緒にここから飛び降りようと心に決めます。しかしアパートの部屋に戻り、えび反りになって大泣きしていると覚悟して開けたドアの向こうには、ドリカムの「うれしい!たのしい!大好き!」の流れる中、「キャッキャッ」と笑う千璃ちゃんの姿がありました。

相模原で起きた障害者殺傷事件の容疑者の、「障害者は不幸を作ることしかできない」という言葉は間違っていると実証する、一家の14年の記録です。千璃ちゃんがこんなに素晴らしいメッセージを持って生まれて来てくれたことに感謝する、母から娘へのエンディングの言葉を涙なしには読むことができません。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

2作目。前作の壮絶な育児記録から、今作は少し成長した4兄弟の様子も垣間見れた。すてきな兄弟。2人目考えてなかったけど兄弟もいいな〜と思えた。

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2021年06月16日

Posted by ブクログ

目も鼻もないという病気自体を知らなかった。
アメリカの地で、いろんな困難を超えて超えて乗り越えてきた物語。
こんなこともあるのかと驚きが多かった。

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2021年07月19日

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