あらすじ
南極観測船「しらせ」をご存知ですか? 「しらせ」の乗組員は、日本から遠く離れた南極への往復5ヶ月間の困難な航海中、船という逃げ場のない空間に閉じ込められ、上司や先輩と相性が悪くても逃げることすらできません。本書は、著者が南極観測船「しらせ」で学んだ、過酷な環境やキツい仕事で精神的に潰されない知恵を紹介します。また、一般の方が普段目にすることのない「しらせ」の中の様子や南極の様子などのエピソードも満載です。
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Posted by ブクログ
公務員にも通じますね(笑)
そりゃ海自も公務員ですしね。
ただ閉鎖空間でのメンタル面での乗り切り方は陸上でも十分に役立ちます。
雑事を頼まれた時「ハイ」か「分かりました」しかないというのはどこの世界でも同じやなとσ^_^;
その時の身の処し方一つで評価や印象が変わるのも(笑)
また緊張の解き方や適度な手の抜き方等々艦上の厳しい環境で生み出された処世術は素晴らしいと思いました。
著書は若手諸君にも十分に参考になると思いますd(^_^o)
Posted by ブクログ
海上自衛官が砕氷艦しらせに乗って、南極地域観測協力行動の間どんな風に過ごすのか興味があり、読んでみた。
しらせに関する知識も、南極地域観測事業についてもよく知らなかったので、楽しくすらすらと読めた。
著者がしらせで学んだいろんな知恵は、確かにビジネスにおいても日常生活の人間関係においても役に立ってくれると思うけれど、この頃の著者と同じように先輩や上司がたくさんいる若い人に、特に有効かもしれない。
でも「嫌な上司は妄想でボコボコにする」っていうのには、笑えた。妄想は自由だし、確かにちょっとすっきりするのかも?
この本は主にどういう人に読んでほしくて、どういう人がよく読むと想定して書かれたのか気になるところ。
もうちょっといろんなエピソードが入ってるとより良かったかもしれないけれど、私のように南極地域観測事業やしらせのことをよく知らない人が、興味を持って読んでも楽しめると思う。