あらすじ
絶世の美女にして凄腕の狩人オリガ。貴族の血を引きながらも下町のパン職人だった少年ミハイル。
雪深い針葉樹林(タイガ)の森で出会った二人は、互いの利益のために契約結婚をすることに。
妻は狩猟で肉と毛皮を得て、夫は家を守り料理を作って妻の帰りを待つ。
互いに足りないものを補い、時にすれ違いながらも絆を深め…
そして今日も美味しい東欧ごはんに舌鼓。
大自然の厳しさと恵みが育む
見守りたくなる、静かな愛の物語。
新規書き下ろし短編も収録!
※電子版は書き下ろしショートストーリー『ハリネズミのスープ』の特別付録つきです。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
webで読んだ「北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし」が面白かったので。
骨格は似たような感じだけど、逃亡貴族のお兄さんと針葉樹林に一人で暮らす狩りの名人(絶世の美女)の生活。お互いの出自には色々あるものの少しずつ理解を深めながら愛を育んでいく。色々突っ込みどころはあるのかもしれないけれど読後感もいい良策ではないかと。あと、パンが食べたくなる。
Posted by ブクログ
金髪碧眼の絶世の美貌、凄腕の狩人でもあるオリガは針葉樹(タイガ)の森で、雪に埋もれた黒髪の男を拾う。元パン屋のミハイルは、血筋がらみの追手から逃亡中。
互いの利益のために契約結婚をした二人は厳しい自然の中で穏やかに暮らし始めるが。
ストーブと一体化したかまどでパンを焼き、狩猟で得た肉で熱々のボルシチを作る。
江本さんお得意の男前な美女と、まめまめしい男子の雪国生活。
今回の舞台はロシアかな。
雪深く、狩猟で得た毛皮などを物々交換する質素な暮らし。でもとても温かくて贅沢な時間に感じる。
徐々に理解し合う二人と、明かされる秘密。
男前なオリガが可愛い瞬間とか、ミハイルの頑張りとか、読んでるこちらもがんばろーっていう気持ちに。