あらすじ
「あたしのすべてを見抜いてください」あたしの上司はあたしの仕事ぶりや体調さえも見抜いている。この欲情さえも見抜いてほしい…。あたしの上司は灰色がかった目をしていて、獰猛(どうもう)な獣のような部下たちをいいなりにさせる猛獣使いみたいな男。その目に見つめられたらあたしの服の下に隠したふしだらなお願いさえもきっと見抜かれてしまう…。でも上司の目に見つめられる時はいつもしかられてばかり。彼に近づけるためにはどうすればいいんだろう。そして…? 表題作の他、「夜のくちづけ」「声と愛撫で」「指でなかせて」収録。※この作品は雑誌「恋愛LoveMAX」「恋愛チェリーピンク」に掲載、または短編よみきり配信されたものを再編集したものです。デジタル配信版の雑誌「恋愛LoveMAX」「恋愛チェリーピンク」または短編よみきり配信をお求めになった方は、コンテンツ内容が重複する場合がございますので、ご注意ください。
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匿名
引き込まれる
「夜のくちづけ」
別れた彼氏と再会するチャンスを作る為、出世コースに乗ろうと励む田丸さんが痛々しい。
そんな彼女に「めんどくさい女」と言ってくる一二三さんは、田丸さんの強がりと寂しさを見抜いています。
体で慰める関係になってしまったものの、ラストでお互いの気持ちを伝え合えて良かったです。
遠恋や結婚は考えられないと言っていた癖に、転勤してすぐに彼女を作ったものの、ヨリを戻そうとする宮島さんはどうかと思った。
それと、彼氏がいるのに宮島さんにしつこくアタックした末、望み薄と分かり、しれっと彼氏と結婚する八木ちゃんが怖い。
田丸さんを忘れる為とか八木ちゃんアタックを避ける目的で宮島さんに利用された東京の彼女が可哀想。
「声と愛撫で」
実果ちゃんのキャラクターが可愛い。
声で結婚の妄想をするってヤバいし、好きな人の名字の下に自分の名前を書くというのも恥ずかしい。
実果ちゃんの周りって、結婚に失敗している人ばかりだな。
「指でなかせて」
田尾さんが妙にお兄ちゃんには内緒と念を押すから、てっきり本命がお兄ちゃんなのかと思った(笑)
本当は学生だった頃から両想いだったけど、当時の順ちゃんは13歳で、田尾さんは18歳だもんな。
少し前まで小学生だった子に欲情するのはマズいと思うのは仕方がないか。
「猛獣使いの言いなり」
「夜のくちづけ」を読んだ時も思ったけど、「めんどくさい女」って言う男も面倒なタイプなのよね。
牧瀬さんは途中までは余裕のある男に見えたけど、ラストで独占欲丸出しになっています。
牧瀬さんは女の影を感じさせないから安心する。