【感想・ネタバレ】その日本語が毒になる!のレビュー

あらすじ

本格的なネット時代を迎え、ますます過激化する一方の「言葉の暴力とウソ」。食品だけでなく、何気ない日常会話にも、偽装と毒はひそんでいる。「何様のつもりだ」「おまえが言うな」「いかがなものか」「ここだけの話」「だから日本人は」「生理的にキライ」「不正はなかったと信じたい」――。言っても言われても、心が傷つく不用意な言葉の数々。これらの〈ひと言〉は、自分が優位に立ったつもりでも、逆に、使った当人の人間性をおとしめるから要注意。皮肉や遠回しな物言いを得意とする人ほど、周囲から見下されてしまうのだ。ミステリー作家の著者が日本語特有の落とし穴を鋭く指摘し、人格急変のトリックも浮き彫りにしながら痛快に綴っている。最終章では、殺伐とした世の中で、心の平和を保ちながら生きてゆける前向きな発想法(「心のクスリになる七つの常備薬」)を紹介。人は言葉で病気になり、言葉で健康になるのだ。「目からウロコの精神衛生本」である。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

現代社会で使う場合の日本語が抱える問題を指摘。
誤解と曲解。正解は幻想。
自分も相手も言葉は全てが正しいのではなくいろんな要素を持っていて瞬時に変わることがある。
だから相手を傷つけず自分を守ることを忘れないことが大切。

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2017年07月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
本格的なネット時代を迎え、ますます過激化する一方の「言葉の暴力とウソ」。
食品だけでなく、何気ない日常会話にも、偽装と毒はひそんでいる。
「何様のつもりだ」「おまえが言うな」「いかがなものか」「だから日本人は」「生理的にキライ」「不正はなかったと信じたい」―言っても言われても、心が傷つく不用意な言葉の数々。
ミステリー作家の著者が日本語特有の落とし穴を鋭く指摘し、人格急変のトリックも浮き彫りにしながら綴る、殺伐とした世の中で自分の心を守るための目からウロコの精神衛生本。

[ 目次 ]
第1章 人は言葉で病気になる―ネットの病理は昔からある人間の本質だ
第2章 人間性を疑われる日本語―言葉で人を攻撃しているときがもっとも見苦しい
第3章 普通のようで変な日本語―何気なく使ってしまう言葉にひそむ落とし穴
第4章 怖がりながら使う日本語―そんなに相手の反応が恐ろしいのか
第5章 人格のトリックを知る―白から黒へと人の性格が急変するほんとうの理由
第6章 人は言葉で健康になる―クスリになる日本語を常備しておく

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年04月20日

Posted by ブクログ

僕がふだんから感じている日本の文化から受ける堅苦しさや息苦しさを文章にして切っている。極めてわかりやすい話し言葉の文章で事象を明晰に説明していて非常に読みやすい。

読みながらうなずくことばかりです。しかし、批判だけしといてまともな解を提示していないので☆は4つ。

1時間弱で読める。通学の片手間にどーぞ。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

何気ない日常会話の中にも多くの問題ある日本語が潜んでいる。そうした毒になる言葉から人間の本質や日本文化の特性まで見えてくる。作家というある意味日本語のプロによる日本語についてのエッセイ。

「人は言葉で病気になる」という第一章から始まり、現代社会における日本語に関わるさまざまな問題点を挙げ、よく使われるおかしなフレーズとその背景にある意識や文化などを取り上げている。一方で、最終章では「人は言葉で健康になる」として、「クスリになる日本語」を紹介している。

紹介されているフレーズが実際にありがちなもので、日頃違和感を覚えているものだったりして、共感・納得できるところが多かった。

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2019年01月03日

Posted by ブクログ

「おはようございます」に相当する昼〜夜の挨拶が存在しないなど、見過ごしてしまいがちな日本語のヘンなところをスパスパ指摘してます。
さらに、日本語の使い勝手の悪さからくる、日本人の精神風土の問題点まで浮き彫りに。「コレだから日本人は...」みたいな考え方に親しんでいる人には、胸のすくような話題がいっぱいです。

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2016年10月08日

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