【感想・ネタバレ】家族が治すうつ病のレビュー

川田泰輔

うつ病治療を医師に任せきりにして通院を重ねるだけでは、初期治療に失敗し、重症化・長期化させるケースがよくあります。家族にも別の負担が重くのしかかります。そのためうつ病の場合は特に医師に任せきりにせず、家族が積極的に関与していくことが大切です。
著者は、妻が重度のうつ病に苦しんだ経験の持ち主。そのときの経験をもとに、うつ病患者の家族が直面する困難な状況に対処するメソッドを体系化しました。本書では、うつ病で苦しんでいる患者と家族が、段階を追ってケースごとに対応できる方法をやさしく紹介します。

[ブクログ · ★★★☆☆]

うつ病を治すためのアプローチとして、家族に焦点を当ててるという点で、他の本とは一線を画す本ではありました。カウンセラーとしての経験から書かれているということで、良いなと思う点はいっぱいありましたが、最後の方は息切れして、とにかくページを稼いでるようになったのが残念でした。