【感想・ネタバレ】いつも君はナナメ上のレビュー

藤原よしこ

どれも絶対に好きになる！感動の読みきり集

かわいくて愛しくてきっと涙する―――。

子供の頃は手を引いて歩いてやっていた幼なじみの百合（ゆり）は、今や美人に成長し高嶺の花。そんな君から突然「ショジョをもらって」なんて言われたら…！？ ホントはオレじゃなくて、もっといいヤツ、いるんだろ？

悔しいけれど、おもしろい。わかっているのに泣いてしまう。過剰な言葉も演出もいらない。シンプルなのに、シンプルだから心にしみる…。藤原よしこ、珠玉の感動と笑顔を描く名作読み切り集。

表題作のほか、「2000日の憂鬱」「愛なんかくれてやる」「神さまと、仲直り」「その時、君が泣いた～明莉（あかり～）」の全5作品収録。

[ブクログ · ★★★★☆]

絵が可愛いんだけど、あんまり好きなタイプではない。なのになぜか惹かれてしまってだんだんイケメンに見えてきて読み込んでうっかりキュンとかしちゃうのは、やっぱり絵が可愛くてストーリー展開も上手いからなのかな。読みきりが全5作品。ショジョあげるってやつと、小説家と編集者のやつはちょっとよく分からなかったけど、4つ目のイケメンのチャラ男が心臓の病気の女の子の家庭教師になるやつはギュンギュンしてしまった。ちょっと泣けそうになるのがこの作者さんあるあるな気がする。