あらすじ
母も兄も、そして父もいない――。高校入学にあたり、一人で暮らし始めた来宮花。隣に住む同級生、水上伽奈。花に関心を向ける先輩、中山栞。二人との出会いが、花の日々に変化をもたらして…。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
2巻目・・・・
マジで面白かった。 先輩・・・ 同級生・・・ の子たちとの会話と現実が交差して、ラストか気になる。 3巻を読むの楽しみだなー。
Posted by ブクログ
来宮花に中山先輩が言う「『普通に生きる』って闇から逃げ続ける事だと思うの」は真実。今の世の中を生き抜くには逃げの一手と言ってもいい。逃げる為に、闇に追いつかれない為に、逃げる技術を磨く、それは後ろ向きなどではなく、自分を守ろうとする本能と言ってしまっていい気がする。闇から逃げる技術を磨けば、きっと、闇に捕まりそうな人を助ける事が出来る可能性も生まれる気がする。
この発想はあったし、自分がやってるのもこれだったんだ…と言葉にされてるのを読んで妙に納得してしまった。危機を察知して逃げるのは当たり前の事なんだよな、危険だと感じていながら逃げきれないのは、逃がさないようにしてる誰かの意思が働いてると思った方がいい、逃げないように仕向けられてる。「逃げる」と言う言葉に抵抗ある場合は「離れる」に置き換えるといいんじゃないだろうか。嫌な場所から離れる、嫌な人から離れる、これは自分の意思で行っている訳なので、後ろめたさを感じる必要はない。