あらすじ
貯金生活の時代は終わった――
老後リスクで困らない、凄腕コンサルタントが教える新しい「お金の殖やし方」
「貯蓄から投資へ」といわれても、失敗するのは怖いし、勉強するのは面倒。株やFXの値動きに毎日イライラしたくない。そもそも、何から始めていいのかわからない……。
こんな考えが出てきて、「結局、何も始められない」と、私のもとに相談に来られる方が大勢います。
実はそんなあなたにピッタリの運用方法があります。基本的にほったらかしでも大丈夫な方法です。中長期で見ると安定して資産を増やせる方法です。勉強したり、がんばる必要もありません。
誰もあなたのためを思って儲け話をすすめない…!
◆ がん保険のTVCMが多いのは会社の利益率が高いから
◆ 素人のやる株やFXは投資でなく「ギャンブル」と思え
◆ 大金持ち優先の日本の投資信託は残りものの寄せ集め
◆ 銀行が資産運用をすすめるのは手数料が儲かるから
◆ 新築の不動産物件は買った瞬間に3割価値が下がる
◆ シンガポール流大金持ちの教え
日本にいながら海外投資できる最強の資産形成術!
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Posted by ブクログ
18.01.13.前置きが長かったけど勉強になりました。国外にいるせいか日本破綻予測が強めに出てましたし、作者の夢はロシア破綻後のニューリッチを日本破綻で実現し、また日本に来られたいのかな?という気がしました。
Posted by ブクログ
・本書は、著者が高年収だが休みなしに働くサラリーマン時代に「金持ち父さん、貧乏父さん」に出会い、資産運用で成功した体験を記した内容である。
・今は金融先進国であるシンガポールに移住して生活をしている。
・仮に公的年金がもらえなくなった場合、資産が4000万円あっても、ゆとりある生活費は夫婦で月35万円なので、9年で底をついてしまう。
・お金持ちは、情報こそお金を払った買うべきものと考えている。本や有料セミナーなどに参加し、秘匿性の高い良い情報を得る必要がある。ただし、成功者のセミナーに参加すること。それでも全てのセミナーが良いとは限らないが、ハズレを引いても止めてはいけない。無料の情報は誰でも知りえる情報なので価値が低い。
・お金に縛られない生活を手に入れるには、大金持ちになる必要はない。本当に価値ある物しか買わないと決めれば、物欲もなくなり無駄遣いもなくなる。年収が700万円までは生活レベルが上がり幸福度もあがるが、それ以上に収入がアップしてもそれほど変化はない。資産形成する際は、自分が満足できる収入や資産をあらかじめ決めておく必要がある。例えば、資産が1億円あり、年7%の利回りがあれば、資産は減らずに幸せな生活が続けられる。
・欧米の先進国では、医療保険やがん保険は売れないために、基本的に存在しない。生命保険、火災保険、地震保険は一般的である。なぜなら、保険とは万が一起きたら金銭的に大きなダメージを受けることに対して、少しずつお金を出して助け合うものだから。がんや病気になることは、万が一ではなく、普通に起きることである。
・貯蓄型保険は、年率に換算すれば大した利率ではないし、加入期間が長いため保険金をもらうときにはお金の価値が下がっていることも考慮しなければならない。従って、保険は掛け捨てが良い。
・クレジットカード中心で買い物する人は、現金だけの人より平均6%も支出が多い。カードのポイント換算を考慮しても出費が多い。
・クレジットカードは、固定費の引落しのみに使用する。
・車は、3年落ちの中古車が最もコストパフォーマンスが良い。新車にこだわるなら、新古車がお薦め。
・日本の口座で海外に投資しても、日本で口座を凍結されれば引き出せなくなるので、直接海外の銀行に口座を作る。三菱銀行では「海外口座ご紹介サービス」で米国とタイに口座が作れる(「海外」「銀行口座」「開設」で検索。
・投資信託では、預かり資産の上昇分から報酬を得る「成果報酬」型がお薦めであり、海外には多くの商品がある。もう一つはインデックスファンド。
・100万円の元手があるなら、1万円を100回、もしくは2万円を50回に分散して投資する。
・個人型の確定拠出年金では、海外の金融機関で加入するのがお薦め。イギリスでは、単品で買えば最低投資額1000万円で平均リターン20%という商品も購入できる。また日本語で対応してくれる海外の投資顧問会社に委託すれば、運用をプロに任せることもできる(「海外」「積立」「年金プラン」で検索)。ヘッジファンド(相場が下がった時に設けるファンド)も国内では最低投資額が高く個人では購入できないが、海外の確定拠出年金なら購入できる。
・先進国に投資する場合は、将来も人口の増加が見込める国がよい。人口と経済は比例するから。
・債券では、米国債や海外の大手金融機関の社債の「割引債」がお薦め。ただし、人気があるため最低投資額が高いので、まとまった資産ができたら活用したい。
・ロシア金融危機では、資産を海外の口座に預けていた人が、激安となった自国通貨、株、不動産を購入し、その後の経済回復で大金持ちになった。