【感想・ネタバレ】僕の復讐マニュアル（上）のレビュー

小林裕輔

自動車営業マンの和久井は人柄の良さや仕事の速さで皆から信頼されている。そんな折、熊代風馬が転勤してきた。和久井と熊代はすぐに打ち解ける。だがそれは和久井が熊代に近づく為の策略だった！ 実は和久井には熊代に対する根深く強い恨みがあり、それには五味という一人の中学生が深く関係していた。果たして和久井と熊代、五味の３人の関係とは？ 現在と過去が交錯する時、悪意に満ちた復讐劇の幕が上がる！ 『笑顔で地獄の底まで叩きのめしてやる！』新境地、男のイヤミス始動！

[シロエクロエ · ★★★★☆]

リバース好きの方はオススメ

湊かなえの「リバース」のようでリバースでない。
乾くるみの「イニシエーションラブ」のようでそうでない。
なんか不思議な小説でした。

読んでみて意外とこういうガッツリとした男のイヤミスはあまりなく、全くなく新感覚で新鮮だと思った。

イヤミスだからいい気分にはなりませんが、かなり驚きました。
きちんと伏線も回収されています。なのでそこは心配ないです。予想できると思って読み続けてたのに、その先を何回も行かれて、ラストはマジか！？でした。

上巻である事柄の全貌が全て繋がり、一体下巻はどう発展して進んでいくのか、復讐は最後までやり遂げられるのか、復讐後のその先はどうなるのか？
期待してしまいます。