あらすじ
「私は絶対に負けない。たとえこの身を犠牲にしても」背中まで流れる漆黒の髪、美しくも冴えた容貌。公儀の裏仕事を請け負うことに疑問を感じ、「組織」を脱退した孤高の女剣士・莉緒。掛川藩の次期藩主を組織が亡き者にしようとしている事実を知り、莉緒は巨大な敵に反旗を翻すことを決意する。それは剣と淫欲に彩られた長い闘いの始まりであった……
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Posted by ブクログ
あらすじやタイトルでは剣士や剣客となっているけど、裏組織だったり、黒装束だったり、忍刀と書かれていたりと実質上くノ一ものですな。中盤は敵につかまって、ヤられて、逃げ出して、またつかまって……というパターンの繰り返しでマンネリ気味だし、この手の作品のお約束とはいえ任務そっち抜けでヤることを優先する敵のマヌケさは失笑ものだったが、護衛される次期藩主の視点を用意したことで寝取られもの的な味わいも楽しめて良かった。この次期藩主の他にももう一人味方の男が出てくるわけだが、できればもう一人、二人味方になってくれる男を出して和姦パターンを増やし、最後は男たちの間で莉緒をめぐって確執が生まれるという展開も見てみたかった。