【感想・ネタバレ】西遊記 上のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

西遊記は奥が深そうなので、映画を見た子供なら、最初にこの本をお勧めします。
大人なら、長い文庫でもよいと思います。
自分は、もっと短い、子供用の本を読んだことがあります。
どれでも、興味がもてれば入り口としてはよいのではないでしょうか。

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2011年09月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

道は遠しといえども、ついにはゆきつく日があります。

昔から『たとえ泰山は運べても、凡夫は浮かばせがたい』といってるじゃないか。師父はどうきても、他国を艱難辛苦して経めぐらなかければならないのだ。われわれの役目は、ただとちゅうを保護してさしあげるだけだ。もしも師父のかわりになって、われわれが西天へとんでいったって、如来さまは経をさずけてくださりはしない。というのは、つまり『たやすく得たものは、とかくなおざりにしやすい』というわけだからね。

「道をいそいでるときに、どうしてからだなどを洗うのだ。」
「おれは水簾洞へ帰ってきてから、だいぶ日もたったので、からだに妖気が立ちこめている。師父らきれいずきだから、きらわれるとこまるので…。」
これをきいて八戒は、はじめて行者の美しいまごころを知ったのだった。

西遊記は師弟旅。破天荒かつ規格外な孫悟空、人間世界での常識はまったく通じず、己の心に素直な行動。すぐカッとなりケンカっはやいが、三蔵法師と西方への旅をすることで、人道をわきまえ、成長していっている。はっきり言うと三蔵法師はなんのとりえもなさそうだけど、いつのまにか師匠になっている。人間社会もこうかもしれない。人と人が一緒に行動するきっかけはマチマチだけど、共に動くなかで友情だったり恋慕だったり、いろんな感情が揺れ動く。自分のことを自分以上に知ってくれる人を師と仰ぐ。

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2020年03月04日

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