あらすじ
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孤独なハリネズミが、家族と出会い、仲間と出会い、自分と向き合って気づいたこと。
Twitterフォロワー22万人の人気著者があなたに贈る、
ハリネズミフォトエッセイ。
ボクの針は痛い。
そう思っていた。
針、痛いんでしょ?
針、痛そうだね。
みんなが、
そういうから
痛いもんだと思っていた。
でも、
仲間ができて、
家族ができて、
気づいた。
ボクの針は痛くない。
■著者 shin5
都内で会社勤めをしながら、なにげなく始めた、妻と3人の子どもとの日常を綴ったTwitterが話題に。
2016年には、妻への恋心と子ども達への愛情いっぱいの“本当にあった”結婚生活ラブコメディとして
2016年にコミック『結婚しても恋してる』(KADOKAWA)として出版される。
現在は愛する妻と4人の子ども、3匹のハリネズミと暮らす。
Twitterのフォロワー数は22万人。
【Twitter】#shin5(@shin5mt)
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Posted by ブクログ
ハリネズミの心だけど、つい自分の重ねてしまうようなフレーズもとても多くて、切なかったりもして。
でもとても心があたたまる本。
大切な人に贈りたい。
Posted by ブクログ
人間だって ハリネズミだって
まずは家族やお友達
その一歩からゆっくりと
世界を広げているのかも。
人との距離感がとれない
相手の真意が分からなくて疲れる
そんな気持ちを
そっとほぐしてくれるような
フォトエッセイでした。
Posted by ブクログ
イタズラ好きのハリネズミのハリーは、背中を丸めてたわしの中に紛れこみ、僕がたわしと間違えて手に取るのをくつくつ笑って待っていた。じっとしているつもりのようだが、呼吸をしているから体はかすかに動いている。僕はわざとひっかかってみることにした。
僕の手の影がハリーの背中を覆うと、ハリーの背中が一瞬ピクッとした。気配を感じているんだ。ハリーは呼吸を止めてジッとしている。
可愛い… 頬ずりしたい…
この緊張感をしばらく味わいたかったが、あまり時間をかけてはハリーの体に障るから、僕はハリーの背中に触れた。その瞬間に、ハリーは勢いよく反転し、イエ~ィ、まちがえた~、とちっちゃな手足をピンと伸ばし、得意満面にテッテレ~♪と口ずさんだ。そしておもむろにたわしの下に隠していた「ドッキリ大成功!」と書かれたフリップを僕の目の前に掲げたのだ
僕はちょっとムッとした顔をつくる。やりすぎちゃったかな、と不安になったハリーは、針が痛かったの?と、うるうるした目で見上げてきた。
しばらく、お互いを見つめ合う時間が続く。
しかし数秒後には、お互い破顔しておでこを付け合わせた。
痛くなんかないでちゅよ~、
みっともないけれど、僕はついつい赤ちゃん言葉になってしまうのだ。
以上、勝手に作ったシチュエーションでした。
この本に登場するハリネズミはハリーではなく、ノエルです。
この本は著者の心象風景をハリネズミのノエルに投影しているエッセー&写真集なのだが、どうも自分のイメージするハリネズミと合わないので、一通り読み通した後は、文章を読むことをやめて写真だけ眺めることにした。そしてこんな感じで、自分のイメージに合わせたストーリをつくって楽しむことにした。
写真は見ているだけで癒される。丸まって笑っている写真がとくに可愛い。飼いたい。飼ったらこの写真集のように、いろんな場面で、いろんな格好をさせて写真を撮りたい。
自分だったら、ちょっと怒ったときのハリネズミの写真も撮りたい。
そうだなぁ… 怒髪天を衝く天平時代の神将像のコスプレしたハリネズミなんてキュートじゃない?