【感想・ネタバレ】私の東京地図のレビュー

あらすじ

下町に生まれ、和菓子屋の十代目を継ぐべき人間だったが、空襲で焼けだされ、山の手に移り住んだ。それからずっと東京の街を見てきたが、なじみの映画館やレストラン、洋服屋はかなり姿を消し、どんどん変わってゆく。昔の東京はもはや映像や写真の中にしかない。記憶の中にある風景を思い浮かべ、重ね合わせながら歩く。東京の今と昔が交錯するエッセイ集。

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Posted by ブクログ

「東京」というけど、皇居の西と東、江戸・戦前・戦後、住んでるか仕事場か・・・人により全然違うもの。
そして、時代を現代にソートしてみても、メディアで一括りに語られる「東京」と、個人的な「東京」もまるで違う。僕の好きなJリーグでいえば、FC東京もあれば東京ヴェルディという東京を冠した2チームはバチバチのライバルである。
作者の「私は東京をあまり知らない」という書き出しは、そういうことなのだと解釈しました。東京の全てを知ることはできないし、知る意味もあまりない。だから『私の東京地図』なのだ。
僕の知らない東京がたくさん書かれていた。

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2023年09月17日

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