【感想・ネタバレ】じみへん倫理教室のレビュー

あらすじ

漫画「じみへん」から考えた生き抜く知恵。

「ビッグコミックスピリッツ」に連載中の中崎タツヤさんの漫画「じみへん」は、ただのギャグ漫画に留まらず、ひと味もふた味も異なる不思議な魅力を有しています。本書は、「じみへん」の大ファンである著者が書き下ろした生き方エッセーです。著者は倫理を教える高校教師で、現役のカウンセラーでもあります。平凡で、だからこそ貴重な日常をどう生きていけばいいのか。1テーマに1作品「じみへん」を取り上げ、「生きる知恵としての倫理」を身につけるためのヒントを、考えていきます。哲学者からケツメイシまで、さまざまな人の言葉を紹介しながら、高校生にもわかるわかりやすい文章で綴っていきます。著者の南部氏は、2008年の中日教育賞を受賞。

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Posted by ブクログ

 こういう倫理の授業だったら面白いのに。かつて倫理政経を選択したが、倫理はほんまにつまらんかった。政経の方がまだ現実感があったからだろうが、倫理もまさに現実問題に対処するための先人の知恵を学ぶ、というものだと思えればよかった。そしてそれをマンガを利用して説明してくれる人がいたら、ずいぶんと変わった人生観を持てたのではなかろうか?
 30年遅れで本書を読み、今後にどう生かそうかとまじめに考えてしまう。

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2017年05月01日

Posted by ブクログ

昔から好きだった中崎タツヤを哲学的に考察した一冊。

学校で習ってきた(らしい)倫理について、漫画を交えて解説してくれる。
著者は学校の先生とか。
この本から池田晶子へつながった。名作。

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2010年04月15日

Posted by ブクログ

著者は、福井県の高校で倫理を教えている教員。

この本は、中崎タツヤの漫画「じみへん」を引用しながら哲学を簡単に説明した本。

◆自分探しなんてやめちまえ とか
◆人生に意味なし されど生活に喜びあり ゆえに今を生きる とか
◆主観と客観、男と女 とか
◆世間体 とか
◆依存 とか

こんな感じで倫理を習ってたら、人生ちょっと助かってたと思う!

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2013年11月23日

Posted by ブクログ

うん、面白い!
ちょっと小難しいことをごちゃごちゃ考えたいときにうってつけの一冊。

「ゲロを吐く、のではなく、吐いたからゲロなのである」
うん、真理!

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2010年12月13日

Posted by ブクログ

斬新な結びつきでした。
でも 無理していないって感じで、「ああぁ、なるほど」といった気持ちで
読むことができました。

浅そうで深い本です。

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2010年06月22日

Posted by ブクログ

生きてく意味の答えは存在しない。

ってな事で、南部ヤスヒロの『じみへん 倫理教室』

倫理とはなんぞや?

生きてく事、死んでく事、近代社会における生きてく事での正義感、義務感、助け合いの精神、善意、悪意等々、人間と言う歴史の内面に刻み込まれた生きてく上でのパブロフの法則なんかなって勝手に思ってますw

中崎タツヤの漫画『じみへん』を使って倫理の入門書的なお勉強が出来る本じゃと。

漫画の方がインパクト強過ぎて、中々文章が頭に入って来ない(笑)

何度となく読み込んで行けば人間的に成長出来そう

人間の生き様がギュッと詰まった本じゃと思いますw

2019年21冊目

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